明けない夜は無い日はまた昇る (ページ47)

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番外編ページ47

キリがいいのでここからは番外編です
続編からは雨取千佳編から始まります

空｢なぁA 前から気になって
たんだけどさ Aの黒トリガーって｣

『あ～うん…やっぱ言わなきゃならないよね…
多分遊真と同じで私の大切な人が
黒トリガーになったんだと思う』

空｢……家族か？｣

『いや，全然赤の他人
でも家族みたいな人だった
いつも笑っていて、なのに
自分を犠牲にしてまでも
誰かの幸せな未来を優先して
死んだの』

空｢優しい人だったんだだな｣

『まぁね優しすぎて心配になるほど』

レ[……A辛くはないか？]

『まぁ…辛くはないと言ったら嘘だけど
先輩が決めたことだから
あの人頑固者だから……
それに
唯一の我儘だから聞いてあげたくて』

空｢我儘？｣

『うん先輩が私に初めて
そして最後の
我儘を言ってくれたの』

Aは顔を緩め嬉しそうに話す

レ[A……]

空｢……Aの黒トリガー
どんなやつなんだ？｣

話を変える様に空閑が問いかける

『そうだなー今わかってることは
私が想像した武器を実体化させてる
イメージ』

空｢ほぉほぉ
じゃあイルガーを感電させたのも？｣

『うんトリガーのひとつだよ
【昇れ黒蝶 7番電気銃】』

そういうとAの手にテーザー銃
らしきものが握りられていた

レ[面白いトリガーだな]

『私もそう思う
でもひとつだけ欠点があってね
私が武器の性能を知ってなきゃダメらしい』

空｢大きな欠点だな……｣

『まぁ別に不利ではないし』

………………………………沈黙

『……ねぇレプリカ
聞きたい事があるの』

レ[なんだ?]

『あっちの世界に
帝国アトランティスって国あった?』

空｢……アトランティス?｣

レ[アトランティス…
確か海に沈んだ国だったはず]

『…そう…滅んだんだ』

レ[ ユーゴから話だけは聞いたことがある
トリオンやトリオン兵を使わず
普通の武器で戦っていると]

空｢あー親父酔ったらいつもその話
してたよな ……
そこにちょー強い人がいるって｣

『…強い人……』

空｢?でもなんでAがそんなこと
気にするんだ？｣

『……少し気になって…』

空｢ふむ…そうか｣

『あ、そういえばさ
サングラス取った方がいいかな』

空｢ん？俺は取った方がいいと思うぞ｣

『…そう……わかった
明日から学校以外は外そ』