明けない夜は無い日はまた昇る (ページ5)

今日:8 hit、昨日:11 hit、合計:54,660 hit

3話ページ5

メガネをかけ直す三雲

空｢なるほどあいさつね｣

『空閑信じるなよ』

空閑は投げられた髪を
さらに丸く小さくする

その間ビシッと不良の顔に当てる

ガランガランと椅子を倒し
床に転がる不良

｢なっ……｣

｢何してんだてめー！｣

空｢おや？挨拶では？｣

『……た、たしかに……』

三｢(こいつ……意外と好戦的だ…！)｣

床に転がった不良が空閑の胸ぐらをつかみ

｢なめてんのか？クソチビ……！｣

空｢つまんないウソつくねオマエ
俺と仲良くなりたいのか？｣

｢あァ？｣

『おぉ……煽った！』

三｢お前らやめ…｣

水｢こらみんな授業中よー！
席についてー！｣

三雲が止めようとするも
水沼が教室に入ってきて
中断される

【放課後】

三｢……おまえああいう連中は
相手にするなよ｣

空｢ほう？なんで？｣

『あれじゃない？相手にすると
同レベルに見られるからじゃない？』

三｢違う，やり返したら事が大きくなるだろ
あれだけ恥かかせたら今に仕返しされるぞ｣

『懲りない馬鹿どもだねぇ』

空｢ふむ……じゃあどうすれば
よかったんだ？｣

三｢それはだから…口で注意するとか
無視するとか……｣

空｢へぇー！日本だとそうなのか
いままで行ったどの国でも
やり返さなきゃ
やられっぱなし
なのが当たり前だったけどなー｣

『まぁ……人それぞれだよ
三雲も三雲でそれが正しいと思うなら
その間でもいいし
違うなら否定しなきゃ何も始まらないよ？』

三｢それは…………｣

何かを言いかけた三雲に
被せるように原因が声をかけえたきた

｢ようチビちょっと付き合えよ｣

｢イヤでも連れてくけどね｣

『拒否権のなさよ』

空｢ほう……？いいよ｣

『いいの？』

空｢うん｣

三｢夜明 1人で帰れるか？｣

『？帰れるけど，まさか』

三｢ぼくは空閑を助けに行く｣

『……それは三雲の勝手だから
いいけどさぁ……

って、もう居ない……

お人好し過ぎないかい？三雲修くん

……私もあっちに用事あったから行こう』