明けない夜は無い日はまた昇る (ページ25)

今日:3 hit、昨日:11 hit、合計:54,655 hit

25 ページ25

三「…嵐山隊は、
ボーダーでも特に優秀な部隊なんだ
ボーダーの顔として
テレビとかにもよく出てる
三門市の有名人だ」

『あぁ、だからあんなに派手なのか』

空「ほう、てれび」

『？遊真テレビわかる？』

空｢見たことはある｣

『使ったことはないのね()』

嵐「いや、しかしすごいな!
ほとんど一撃じゃないか!
しかもC級のトリガーで……
こんなの正隊員でもなかなかできないぞ!｣

三「いえ、そんな…」

『べた褒めだね』

空「いえいえそんな」

一｢なんで空閑くんが謙遜するの？｣

『ははそうだよね～』

そう言って空閑の口を塞ぐA

『遊真お前隠す気ないだろ…』

空｢そんなことないぞ｣

口を3の字にして目を三本線にする空閑

三雲が汗をダラダラと流しているのを
女の子がジロリ…と睨むように見る

嵐「おまえならできるか? 木虎」

嵐山が木虎と言う少女に言う

『木虎って言うんだあの子』

木虎は一瞬のうちにモールモッドを
バラバラにした

空「ほーう」

それを興味深そうに見る空閑

『お見事』

目を細めて小さい拍手をするA

木できますけど、
私はC級のトリガーで戦うような
馬鹿な真似はしません」

厳しい言葉を三雲にかける木虎

木「そもそもC級隊員は訓練生
訓練以外でのトリガー使用は
許可されていません
彼がしたことは明確なルール違反です
嵐山先輩
違反者をほめるようなことは
しないでください」

『あらら…気の強いお嬢だね』

困ったふうに言っているが
顔は困っている顔をしていないA

周りが木虎の違反者や訓練生に反応し
どよどよとし始める

女子｢訓練生……？｣

男子｢違反者…？｣

空「なんだ? こいつ」

『それほど言うってことは
中々の強者だと思うけど…』

三「木虎藍
中学生でA級になったエリート隊員だ｣

空「へえ…エリート? こいつが?」

山「たしかにルール違反ではあるけど
結果的に市民の命を救ったわけだし…」

男子「そうです!」

男子｢三雲先輩は俺たちを
助けてくれたんです!!｣

三｢(それは……僕じゃなくて…)｣

うっ…っと顔を青くする

『まぁルールを破ったのは
ちょっとダメだけど
結果的に大勢の人を救ったから
何も始まることは無いよ三雲』

笑顔で肩にてをポンとお草A

三｢うっ…｣

さらに顔を青くする

『そろそろ青白くなってきてるし辞めるか』

三雲｢そうしてくれ…｣