明けない夜は無い日はまた昇る (ページ24)

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22【嵐山隊】ページ24

ﾄﾞｯ...!

ﾀﾞﾝｯ

建物の屋根から飛び跳ねるように
して落ち着地する

赤いボーダーの服を来て
登場した 3人

「これは…もう終わってる…
どうなってるんだ…⁉」

汗をかきながら
リーダーらしき男が言う

「嵐山隊、現着しました」

女の隊員が無線で連絡をしている

『女の子もいる』

男子「嵐山隊だ…!」

女子「A級隊員だ!」

空「アラシヤマ隊? ボーダーか」

『派手な衣装だね』

三「嵐山隊…!」

「到着が遅れて申し訳ない負傷者は⁉」

リーダーの男が教師に聞く

先生「今確認できました!全員無事です!」

「よかった…‼
しかし…これは…一体誰が…⁉」

安心したのようにホッと溜息をつき
空閑に倒された近界民を見て驚く

空「ほら行けよオサム
お手柄でほめられるぞ」

『そうだよ
三雲は褒められる事をしたんだよ？』

三「…ほめられないよ」

『なんで？』

空「…?」

首を傾げる2人

三「空閑と夜明にはまだ言ってなかったけど…
ぼくはまだ訓練生だ
基地の外でトリガーを使うことは許されてない｣

『…ルールを破ったの?!』

目を見開くA

三｢あぁ
ぼくがやったことは、隊務規定違反
たぶん厳罰処分だ」

『それは不味い……』

今に皺を寄せるA

｢きみか…?」

三「C級隊員の、三雲修です
他の隊員を待っていたら
まにあわないと思ったので…
自分の判断でやりました」

「C級隊員…⁉」

「C級…⁉」

リーダーと女の子が驚く
その驚きように生徒達は混乱する
三雲の顔は青かった

「そうだったのか! よくやってくれた‼」

嵐山隊の隊長嵐山准が三雲を褒める

三「…えっ?」

『？怒られてないけど…』

三雲とAの目が点になる

嵐「きみがいなかったら
犠牲者が出てたかもしれない!
うちの弟と妹もこの学校の生徒なんだ!

うおお～っ! 副! 佐補!
心配したぞおおお～‼」

そう言って嵐山は福と佐補と呼ばれた
男女に頬釣りをする

佐補「ぎゃー! やめろー!」

『仲のいい兄弟ですね』

空「…ほめられたじゃん」

未だにポカーンとしている三雲に
話しかける空閑

空「なんかいいやつっぽいな、アラシヤマ」