明けない夜は無い日はまた昇る (ページ21)

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19【空閑遊真③】ページ21

三「まさかおまえ…それで戦う気か⁉」

空「おう
これなら、おれがやったってバレないだろ」

『いやまぁ確かにそうんだけど…』

三「ば……」

顔を青くする三雲

三「よせ!
そのトリガーは…おまえのとはちがう!
死ぬぞ!」

『説得力0だよ三雲が言うと』

空「おれもさっきそう言ったけど、
オサム聞かなかったじゃん」

三「そ、それは…」

『……あ、どこかでみたと思ったら
それがトリガーって言うんだ……』

三｢……何を言って…｣

『……トリガー起動』

三｢!!夜明も、ボーダーなのか？｣

『いや，何となく』

実際に服装は制服のままだが
Aの手には
黒い拳銃が握られていた

『……え？』

三｢…(絶句)｣

空閑が戦っている中でする会話では無い

『まぁ今は遊真を援護するのが先か』

そう言って拳銃をモールモッドの方に向ける

『遊真避けろ!!』

三｢まて夜明!!
ここでトリガーを使えば
空閑の存在がバレる!!｣

『あ、そっか
じゃあモールモッドに当てないように
床に当てて撃てばいいかな
当てないように気おつけるー!!』

三｢なっ｣

Aの爆弾発言に驚く三雲

空｢頼むぞA｣

あっさりとそれを受け止める空閑

『あいよ!!』

そう言って近界民の爪の攻撃を
次々に撃ち落としていく

だがやはり弾では全ての攻撃を
撃ち落とせず

何本か空閑の方に向かう

空｢うおっと！｣

空閑は攻撃を避ける

『!!ﾁｯあいつ避けるのが上手い』

舌打ちをしながら
引き金を引いていくA

三｢(まともに渡りあっている！
空閑と夜明にはあの動きが見えてるのか!?
けど……)｣

空「うおっ、ボロボロだ!」

三雲の武器は刃こぼれをしていね
幾つもの溝があった

空「活きのいいモールモッドだな。
どこ産だ?」

『ドコ産とかあるんだ』

[モールモッドのブレードは、
トリオン兵の中でも最高の硬度を持つ
受けに回っては不利だぞ]

空「のんびりしてるとバレそうだしな
手早く終わらせるか!」

『畳み掛けるか
遊真!!一発で仕留めろ!! 』

三｢一発!?
ま……待て空閑‼ やめろ‼
そのトリガーは…
そのトリガーは、
訓練用のトリガーなんだ‼」

三雲が叫ぶが気にもとめず

Aは
モールモッドの爪を
撃ち落として空閑は前進する

そしてその間モールモッドの爪を
根元から切り壁を使い
速さを落とし間合いを詰める