明けない夜は無い日はまた昇る (ページ20)

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三「うああああ!!!」

ｶﾞｷﾝｯ!!

三雲のトリガーで
モールモッドの爪を切り落とした

『お、案外やるじゃん三雲』

そしてその間窓によじ登っていた
モールモッドを落とす

三「今のうちに上に逃げるんだ!! 急げ‼」

一「三雲くん…⁉」

三好「ボーダー隊員だ!」

『三雲私はしたのやつを足止めしとくから
ゆっくりでいいそいつの相手よろしく』

三｢夜明なにいってるんだ！
お前じゃ無理だ!!トリガーも無しに!!｣

『トリガーはないけどさ
足止め位はできるさ』

そう言って棍棒を
回し窓枠に足をかける

『久しぶりの実戦の空気楽しまなくちゃ』

棍棒片手に窓から落ちる

『……硬いなぁ…けどﾂ!!』

前世は軍人だったA
殺される前に殺す
それがAの世界の理だった

制服の中から
暗器を出し時点に縫い付ける

素早い動作
体に叩き込まれた体術

『…暫く動かないでね』

語尾に音符がつきそうなくらいので言う
モールモッドの体に刺さった暗器と棍棒
モールモッドの体を硬かったが
うまく刺さってくれたらしい

『…三雲の助太刀に行くか』

器用に壁や窓を上り
三雲がいるであろう階によじ登る

よじ上りで見た光景は

三雲が近界民に殺されそうになっている所だった

『!!』

反射的に残り1本の苦無を投げてしまい
モールモッドの爪に当たるが

1本しか切り落とせず
残りの爪は三雲に遅いかかる

空｢『盾』印二重｣

空閑が現れ三雲とAの前に
盾を出した

三｢……空閑!?｣

『遅いお付きで』

笑いながら言うA

空｢「悪いなオサム。
おまえのトリガー、ちょっと借りるぜ」

『なるほどそういう考えね』

空｢トリガー起動｣

《トリガー起動開始
起動者実体走査スキャン
実体を戦闘体へ換装
メイン武装展開
トリガー起動完了》

空「さあ、いっちょやるか」

空閑の服がボーダーの黒い服に変わる

『戦う気満々』