明けない夜は無い日はまた昇る (ページ17)

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三好「でも、戦争って言うなら、
三門市もある意味戦争中だよな」

二「あーそうかも。
空閑くん、近界民って知ってる?」

空「うーん、あんまりしらない」

三「……」

『ふw』

二ツ木の質問に固まる三雲と
三雲を見て笑うA

二「四年半くらい前にね、
街中にいきなり黒い穴が開いて、
近界民ってやつらが攻め込んできたの
たった二日で、東三門あたりは壊滅状態
犠牲者は1200人以上
400人以上が今も行方不明」

『(おそらくその400名は……)』

空閑「なんと…!」

二空閑「なんと…!」

二「もーあの時は超怖かった!」

四「オレん家もぶっ壊された。
家族は家空けてて助かったけど」

一「あたしの家も三雲くんは?」

三「いや、ぼくは小学校
蓮乃辺だったから…」

一｢ああそっか、隣町か」

三好「まあそんなわけで、
今も三門市は近界民と戦争中ってわけよ」

空閑「ふむ…
でも、そのわりにはなんていうか
みんなのんびりしてるよね
あんまりピリピリしてない｣

『確かに』

三好「そりゃボーダーがいるからな!
ボーダーは近界民の
技術テクノロジー『トリガー』を解析して
それを武器に戦う特別防衛組織なのだ!」

四「またはじまった…」

三好「ほら、あそこに基地が見えるだろ?」

三好が指す方向に目を向けると
確かに大きな基地がみえる

『大きいね』

三好「あの基地ができるまでは、
三門市のあちこちで近界民がわいていた
でも今は、あの基地にある誘導装置が、
近界民が出てくる場所を、
基地の周りだけに限定してんだ
だから街は安全、オレらも安心
あー、オレもボーダーに入りてーなー
どうやったら入れるんだろなー」

四｢お前じゃ無理だ｣

『……ボーダーね』

空｢ふむ?
ボーダーに入りたいならオサムに…」

『あ、』

三｢!!｣

空「言えア」

Aが空閑の口を塞ぐ

『ちょっと静かにしような！』

三雲「おい空閑話があるちょっと来い!」

そしてその間空き教室に連行する