明けない夜は無い日はまた昇る (ページ12)

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10話ページ12

「オレらが折れてるっつったら
折れてんだよ
いいからさっさと金出せボケ!」

『クズだなぁ……』

空「なるほど、わかった」

そう言って
絡んできた男の足を踏んで折る

『ちょ何してｯ!!』

「ナーッ!!!」

空「うむ、今度はちゃんと折れてる」

『…えーえぇ』

三雲「……⁉」

呆然とする2人

空閑「はい、イシャ料10枚。
これでおたがい納得だ。

な?」

空閑の顔は有無を言わさない顔をしていた

男「ヒ……ヒィーッ!!!」

『あ、逃げた』

空「すべてがまるくおさまった」

三「どこがだ! やりすぎだろ!」

空「やりすぎ?
そんなはずないだろ。
全部むこうの言うとおりにしたんだから。
納得しなきゃおかしいじゃんか」

『……そうだけどさ……』

三｢(やはりどこか少し、
こっちの人間とは違うぞ
悪気があるよう見えないけど
そこが逆に危険な感じだ…)｣

空「でもやっぱ日本でも物騒だな。
次は気をつけよう。
さて、今度こそ食べ物を…」

『どれだけお腹減ってるの……』

苦笑いをするA
ふらりとお店に行こうとする空閑を
三雲が肩を捕まえ止める

三「待て! ぼくが買ってくる!」

空「いいよ、自分のお金で買うよ」

三「いいかららぼくに任せろ!
お前は日本に慣れてなさすぎる!
ここでおとなしくしてろ!
すまない夜明空閑を暫く
見ててくれないか？｣

『了解』

三｢助かる目立つなよ!」

空「ふむ」

三雲が居なくり
空閑とAのふたりになった

『(…空閑には理性も知性もある
けれど悪意のない異常差何とかしなければ)
ねぇ空閑一つだけ言っとく』

空｢？｣

『空閑がさっき言ったように
近界民だったとして
もし空閑がなんの理由もなく理不尽に
人を襲い始めたらその時は容赦なく
殺すからね肝に銘じて置いてね』

そう笑顔で言うA

空｢…ナイナイ俺が人を襲うなんて
そんつまらないことしないよ｣

『…もしもの話
私は貴方を殺したくないから
絶対にそんな事しないでね』

悲しそうに笑うA

空｢……Aは，ボーダーの人間？｣

『いいや、私はボーダーの人間じゃないよ』

空｢じゃあなんでそんなこと言うんだ？｣

『……癖かなぁ…』

空｢癖？｣

『そう，』

空｢なん｣

空閑が口を開いた途端に
被せるように発したA

『私は貴方と友達になりたいの
だから，どうか……』

空｢……わかった Aと俺は友達だな！｣

『……ありがとうそしてよろしくね遊真』