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「なんて顔してんのよ・・・全く・・・アタシ達はアンタにそんな顔させるつもりで此処へ来たんじゃないの」

『でも・・・・・・』


落ち着かせるために額にキス。
わしもシルバーが小さい頃、よくやっておったわ。


「怒ってないわ。・・・でも、そうね・・・・・・飛びっ切り御粧しさせてちょうだい」

『はい・・・・・・』


最後にぎゅっと抱き締めてやるのが鉄則じゃ。
わかったかのぅ マレウスよ。


「アンタ達出ていきなさい。必要な物を持って、それから あの子ジャガも呼んできてちょうだい」


早々に追い出されてしもうた・・・。
ワシも彼奴の頭を撫でたかったのじゃが。


「うわー」

「おマエら何やってるんだ!!? なんでこんなとこに!?」

「監督生・・・まさか料理中か?」

「そうです。生クリーム立てるのって難しいですね))


泡立て器とボウルがトレイの手にわたる。
オンボロ寮でのパーティーを計画しておったらしい。
Aがボードゲーム、飾り付け諸々担当で
監督生は料理担当だったという。


「グリちゃん! さては1人だけつまみ食い担当とかだったんでしょ!」

「ギクッ!」

「手分けして準備するか。殆ど済んでおるようじゃし、わしらも着替えんとな」


学生生活最後のプロム
楽しくなりそうじゃ!!

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作者名:スカフィロ | 作成日時:2021年1月7日 17時

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