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全てはあの日から始まった。
___その日は、仕事終わりに俺の家で飲んでいた。
最近、伊野ちゃんの単独の仕事が増え、俺もレギュラー番組やドラマで忙しかったから、こうやってサシで飲むのは久しぶりだった。
明日は二人とも仕事は午後からだから、少し飲みすぎても平気だった。俺はとっくに顔に熱が集まっていて、気分も良くなり、テンションも普段より高かった。
伊野ちゃんも顔を赤くして目をトロンとさせ、二人でなんにも気を遣わずに馬鹿なことを話してゲラゲラと笑い合うのはとても楽しかった。
深夜0時を回り、俺は先にシャワーを浴びて、スマホをいじりながらソファでくつろいでいた。
｢大ちゃーん水もらっていー？｣
｢んー｣
お風呂から上がり、俺のスウェットを着た伊野ちゃんが、冷蔵庫を開けながらそう聞いてくる。許可取る前に開けてんじゃん、なんてツッコミをする余地もないくらい睡魔に襲われていた。
｢もう寝んの？｣
｢んー、ちゃんは眠くねえの？｣
｢まあ、ぼちぼち。｣
｢あー、ベッド使っていーよ。俺ここで寝るから。｣
｢…そ、ありがと。｣
ソファに寝転びながら、ブランケット取ってーなんて言えば、めんどくせーと言いつつもブランケットを優しく掛けてくれる伊野ちゃん。なんだかんだ言いつつも、割と俺には甘い気がする。
｢…俺、ちゃん好きだわー｣
｢……な、なに急に。｣
｢んー、なんかそう思っただけ。｣
我ながら酔ってるなあ、なんて思いつつ、特に深い意味はなくそう呟いた。
目を閉じればもう夢の中まっしぐらというところで、いきなり腕を引かれて体を起こされ、思いっきり抱き締められた。
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むにこめ(プロフ) - ランチさん» ランチさん！コメントありがとうございます…！25ページあたりから結構悩んで時間をかけて書いたので、そう言っていただけてとても嬉しいです…！！残り数話ですが、よろしくお願いします(^-^) (2020年3月13日 8時) (
レス) id: 467faef54a (このIDを非表示/違反報告)
ランチ(プロフ) - 完結お疲れ様でした！すごすぎます。二人の一言一言に泣かされます。25頁あたりからキュンキュンの連続でした。本当に大好きです。番外編楽しみにしています！ (2020年3月12日 22時) (レス) id: a8df699084 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むにこめ | 作成日時：2020年3月10日 21時
