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カーテンの隙間から光が差し込んでくる中、何だか蒸し暑くて目が覚めた。
伊「んん…あっつ……え、」
目を開けると、ドアップの大ちゃんの寝顔。
身動きをとろうとしても全然動けない。
どうやら寝ている間に、大ちゃんの腕でホールドされていたらしい。
しかも、お互い裸だから素肌がぴっとりとくっついていて、俺も大ちゃんも、額に汗がじんわりと浮かんでいた。
伊「…だーいちゃーん、暑いよぉ…」
有「…ん〜…んん…?」
伊「起きてっ、大ちゃんっ、」
ぺちぺちと頬を叩いても、つねっても、全く起きる気配がしない。いつもの事だけど、ちょっとムッときた。
伊「…起きろ、ばか…」
力強い腕の中で必死にもぞもぞと動いて、
無防備な唇を塞いでやった。
伊「…ふふ、ぶさいく」
彼氏の寝込みを襲ってるみたいでなんか楽しい。
大ちゃんの柔らかいほっぺたをつんつんと指先でつつくと、いきなりふわっと反転した体。
有「伊野ちゃんのえっちぃー」
伊「!?ぁ、えっ…?//」
俺を見下ろす、してやったりな悪戯な笑み。
寝起きが悪い彼の目が、ぱっちり開いていた。
伊「ひっ…お、起きてたの!?/」
有「うん。伊野ちゃんが起きる前から」
伊「っ!!変態!!/」
有「ええ?寝てる間にちゅーしちゃう方が変態じゃない?」
伊「もう嫌いっ!っ、いっ…!?」
大ちゃんに背中を向けた途端、腰に激痛が走った。
有「わっ、大丈夫!?ごめん、伊野ちゃんが可愛すぎて興奮して激しくしすぎちゃったから…」
伊「い、言わなくていい!!/」
よくそんな事 恥ずかし気もなく口に出せるよ…
…本当に、おバカな大ちゃん。
__チュ
有「…伊野ちゃん?」
伊「…俺、子供なんてうめねぇよ?」
有「…え?」
伊「…昨日、大ちゃんが"産んで"って言った」
有「…あっ、そういえば、言ったね…。
いいんだよ、俺が調子にのりすぎただけだから。
…もしかして気にしてた?」
伊「……俺が女の子だったらよかった?」
有「そんな訳ないでしょ…ごめんね?
…伊野ちゃんは、伊野ちゃんのままでいてよ」
バカで、すぐ調子にのって…
でも、ちゃんと目を見て謝ってくれる。
そんなとこも、好きだよ。
伊「…じゃあ、キスして」
有「…うん。何度だってしてあげる」
それからもう一度しちゃって、今日が平日だと気づいたのは、二人とも二度寝をした後だった。
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むにこめ(プロフ) - みー汰さん» コメントありがとうございます!!ええっ、本当ですか…!?そんな、本当に嬉し過ぎます…感情移入して読んで下さってありがとうございます( ; _ ; ) 自作でもよろしくお願いします! (2017年3月24日 0時) (レス) id: f1d41cd502 (このIDを非表示/違反報告)
kahoketo0401(プロフ) - むにこめさん» いやいや、最高じゃあらわしきれないくらいです!!はい!待ってます!! (2017年3月22日 21時) (レス) id: 0f2e983f87 (このIDを非表示/違反報告)
みー汰(プロフ) - むにこめさん» 初コメ失礼します!こんなにいい作品に出会ったのははじめてです!すごく感動しました!涙出てきました…!また、ありいの楽しみにしています!お疲れ様でした!ありがとうございました! (2017年3月22日 19時) (レス) id: 965becef9f (このIDを非表示/違反報告)
むにこめ(プロフ) - kahoketo0401さん» コメントありがとうございます!!最高だなんて、もったいないお言葉です…(;-;) 次作でもよろしくお願いします! (2017年3月22日 13時) (レス) id: f1d41cd502 (このIDを非表示/違反報告)
むにこめ(プロフ) - 苺猫カフェさん» コメントありがとうございます!!終わり方微妙かなと不安になっていたので、そう言ってもらえて嬉しいです^^* 次作でもよろしくお願いします! (2017年3月22日 13時) (レス) id: f1d41cd502 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:むにこめ | 作成日時:2016年11月18日 22時