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in side .
伊「だいちゃ〜ん、お待たせ!」
有「お疲れ様、伊野ちゃん。さ、帰ろっか!」
伊「うん!」
仕事が終わり、大ちゃんと一緒に帰る。
何より同じ家に帰るって事が凄く嬉しい。
電車から降りて最寄り駅に着くと、一緒にスーパーへ向かって、夕食の材料を買いに行く。
…もちろん、繋いだ手はそのまま。
伊「大ちゃん、今日何食べたい?」
有「オムライス!」
伊「ふふっ、言うと思った(笑) ウインナー入りね?」
多分、オムライスは週一で食べてるんじゃないかなぁ。
俺は白米の方が好きだけど、大ちゃんの喜んだ顔が見られるから、オムライスも好きになった。
家に帰るとすぐに、キッチンに並んで夕食を作り始める。
伊「大ちゃんて料理得意だよね〜」
有「まあ、一人暮らしだったからね。
伊野ちゃんもでしょ?」
伊「そうだけど、外食が多かったからな〜(笑)
だから大ちゃんがかっこよく見える。」
有「ふふ、ありがとう。
でも、伊野ちゃん料理上手くなったよね!」
伊「へへっ…何だか、こうやって二人並んで料理してると、新婚さんみたいだね」
有「…」
そう言って、卵を割ってボウルに黄身を落とした瞬間、後ろから抱きしめられた。
伊「ふぇっ…大ちゃん…?」
有「…」
いきなりどうしたんだろう…
問いかけても無言のままだからドキドキしてきた。
更にギュッと抱きしめられ、心臓が跳ねた。
有「…好き…」
パシャン__
俺の手から滑り落ちた卵の殻。
ボウルの中に入ったと気づいた時には遅かった。
伊「…ぇ、っと…/」
有「……へへっ、発 情しちゃった」
伊「はっ!?//」
有「わ、殻落ちてる!ごめんね驚かせて(笑)」
それからは、すぐ笑顔に戻った大ちゃん。
…でも、料理中も、食事中も、どうもぎこちなくて、彼に何か悩みでもあるのかと不安だった。
お風呂から上がって二人でテレビを見る。
いつもなら、大ちゃんが俺にくっついてくるのに、今日は何だか距離がある。
チラ、と彼を見ると、凄く難しい表情をしてた。
何かあったのかな…
…もしかして、別れ話とか言わないよね…?
違う…大ちゃんは俺の事好きでいてくれるもん。
大ちゃん、違うよね…?
有「…伊野ちゃん」
伊「は、え、なに…?」
急にテレビを消され、崩していた足を正座にして、こちらを向く大ちゃん。
有「…いきなりごめんね。最近、ずっと悩んでて。
でも、やっぱり伝えたくて…」
ドクドクと速まる心拍数。
俺を見つめる大ちゃんの目は、いつになく真剣だった。
有「俺と、結婚して下さい」
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むにこめ(プロフ) - みー汰さん» コメントありがとうございます!!ええっ、本当ですか…!?そんな、本当に嬉し過ぎます…感情移入して読んで下さってありがとうございます( ; _ ; ) 自作でもよろしくお願いします! (2017年3月24日 0時) (レス) id: f1d41cd502 (このIDを非表示/違反報告)
kahoketo0401(プロフ) - むにこめさん» いやいや、最高じゃあらわしきれないくらいです!!はい!待ってます!! (2017年3月22日 21時) (レス) id: 0f2e983f87 (このIDを非表示/違反報告)
みー汰(プロフ) - むにこめさん» 初コメ失礼します!こんなにいい作品に出会ったのははじめてです!すごく感動しました!涙出てきました…!また、ありいの楽しみにしています!お疲れ様でした!ありがとうございました! (2017年3月22日 19時) (レス) id: 965becef9f (このIDを非表示/違反報告)
むにこめ(プロフ) - kahoketo0401さん» コメントありがとうございます!!最高だなんて、もったいないお言葉です…(;-;) 次作でもよろしくお願いします! (2017年3月22日 13時) (レス) id: f1d41cd502 (このIDを非表示/違反報告)
むにこめ(プロフ) - 苺猫カフェさん» コメントありがとうございます!!終わり方微妙かなと不安になっていたので、そう言ってもらえて嬉しいです^^* 次作でもよろしくお願いします! (2017年3月22日 13時) (レス) id: f1d41cd502 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:むにこめ | 作成日時:2016年11月18日 22時