35話 ページ38
外に行くと既に生徒達は来ていた。
『全員揃っているな。』
その声に生徒達がこちらを向く。光源は俺の斜め後ろにいた。
通形｢先生！そっちの可愛いお嬢さんは？｣
まぁ、聞いてくるよな。
波動｢ねぇねぇ、どうして先生とここに？見た感じ中学生だよね？学校は？ねぇ、不思議！教えて？｣
通形と波動が近づいてくる。･･･避けておくか。
通形｢俺は通形ミリオ！よろしく！ところで君の名前は？｣
グイグイくる通形にどうしたらいいのかわからなかったのか、光源は会釈で返した。
通形｢まさかの会釈！！｣
楽しそうだな、コイツ。
通形｢緊張してるのかな！？よーし･･･。｣
意気込み始めた通形。何をする気だ？
通形｢前途ー！？｣
･･･前途？四字熟語の前途多難のことか？クイズ形式にして答えさせるってところか。しかし、光源は答えない。
通形｢･･････おーっと、掴みは大失p｢多難。｣っ！！｣
かなりためて答えた光源に、通形は目を輝かせる。
通形｢し、質実ー！？｣
光源｢剛健。｣
通形｢戒驕ー！？｣
光源｢戒躁。｣
通形｢う、雲外！？｣
光源｢蒼天。｣
その後もやり取りが続く。
通形｢不惜！？｣
｢身命。｣
波動｢すごーい･･･！！｣
天喰｢本当･･･。｣
流石、頭がいい。周りの奴らも驚いている。だが･･･。
通形｢えーっt『そこまでだ。』先生！｣
やり取りを止めた俺に通形は少し不満気だ。そんな通形とは対象的に、光源は察したのだろう。申し訳なさそうな顔をした。
光源｢すみません。授業でしたよね？｣
『わかってるならいい。ほら、お前らもバスに乗れ。』
指示に従い、次々と生徒はバスへと乗り込んでいく。
『何してる？お前も乗れ。』
光源｢あ、はい。｣
バスに乗り込み、光源は俺の隣の席に座る。そしてバスは動き出した。
光源｢あの、相澤さん。今からどこに行くんですか？｣
そういえば、行き先を告げていなかったな･･･。
相澤｢USJに行く。｣
俺の言葉に光源は固まった。･･････なにか変なことを言ったか？
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カンナ(プロフ) - ユカリさん» はじめまして、コメントありがとうございます！38話の注意を書いた際に、間違えて非公開にチェックをいれていたみたいです。教えていただきありがとうございました(●´▽`●)ただいま続きを書いてますのでお待ちくださいね！ (2020年11月24日 19時) (
レス) id: 1747199011 (このIDを非表示/違反報告)
ユカリ(プロフ) - はじめまして。お話が凄く気に入りました。ただ37話がなく急に38話に・・・その間が凄く気になります。公開を楽しみにしていますね。 (2020年11月24日 19時) (レス) id: 3cd6fe6c82 (このIDを非表示/違反報告)
カンナ(プロフ) - アンヘさん» ありがとうございます！こちらの作品でのコメント、初めて貰ったのでめちゃくちゃ嬉しいです(*^^*)頑張ります！！ (2020年11月24日 14時) (レス) id: 1747199011 (このIDを非表示/違反報告)
アンヘ - めっっっっっっっっちゃ面白いです！！！更新無理なく頑張ってください！ (2020年11月20日 9時) (レス) id: a8af1bfbe5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カンナ | 作成日時：2020年4月29日 1時
