30話 ページ33
緑谷｢え、てっきりヒーロー科志望なのかと思ってた。｣
『ううん。そもそも、あんまりヒーロー好きじゃないから･･･。』
緑谷｢そうなの！？｣
まぁ、彼が驚くのも無理はない。普通に生きていれば、ヒーロー好きになる。
『けど、あの人だけは好き。』
爆発頭｢あの人？｣
『･･･オールマイト。』
光己｢Aちゃんもオールマイト好きなのね！勝己達も昔からオールマイト大好きでね！｣
引子｢そうそう！2人してオールマイトみたいになるんだー！ってよく言ってたのよ。｣
『そうなんですね。』
そう言って2人を交互に見る。
爆発頭｢俺はオールマイトをも超えるヒーローになるんだよ！｣
オールマイトをも超えるヒーローか･･･。うん、なんか
『エンデヴァーみたいですね。』
爆発頭｢あ？んでそこでエンデヴァーが出てくんだよ？｣
『？だって彼だけじゃないですか。オールマイトを越えようとしているヒーローって。』
皆、オールマイトに憧れる。しかし、越えようとはしない。いや、思っていない。無意識下で越えられないと思っている人も多いだろう。
『そうやって、憧れに挑む人って素敵ですよね。』
緑谷side
光源｢そうやって、憧れに挑む人って素敵ですよね。｣
そう言った彼女を全員が息を飲んで見つめた。それほど美しかった。
今の僕はまだまだ他の皆よりも劣っていて、憧れに挑むほどの力もない。けど、もっともっと強くなったら言えるだろうか。
"オールマイトよりも、いや、誰よりも凄いヒーローになる"と。
そう言った時、彼女は今のような表情を見せてくれるのだろうか。
なんだかとても胸が苦しかった。
爆豪side
光源｢そうやって、憧れに挑む人って素敵ですよね。｣
そう言った無表情女をここにいる全員が息を飲んで見つめる。それほど美しかった。
こいつはエンデヴァーの事を言ったはずなのに、同じくオールマイトを越えようとしている自分に向けて言われてるような気がして、心臓が脈打つ。
なんで俺は、こんなやつの言葉にドキドキしてるんだ？いや、ドキドキなんてしてねぇ。俺は認めねぇ。気のせいだ。
なのに、なぜかこの鼓動を心地いいと思ってしまう自分がいた。
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カンナ(プロフ) - ユカリさん» はじめまして、コメントありがとうございます！38話の注意を書いた際に、間違えて非公開にチェックをいれていたみたいです。教えていただきありがとうございました(●´▽`●)ただいま続きを書いてますのでお待ちくださいね！ (2020年11月24日 19時) (
レス) id: 1747199011 (このIDを非表示/違反報告)
ユカリ(プロフ) - はじめまして。お話が凄く気に入りました。ただ37話がなく急に38話に・・・その間が凄く気になります。公開を楽しみにしていますね。 (2020年11月24日 19時) (レス) id: 3cd6fe6c82 (このIDを非表示/違反報告)
カンナ(プロフ) - アンヘさん» ありがとうございます！こちらの作品でのコメント、初めて貰ったのでめちゃくちゃ嬉しいです(*^^*)頑張ります！！ (2020年11月24日 14時) (レス) id: 1747199011 (このIDを非表示/違反報告)
アンヘ - めっっっっっっっっちゃ面白いです！！！更新無理なく頑張ってください！ (2020年11月20日 9時) (レス) id: a8af1bfbe5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カンナ | 作成日時：2020年4月29日 1時
