17話 ページ20
引き続きオールマイトside
そこには無個性の少年と海浜公園の少女がヒーローに怒られていた。
まぁ、そうだよね･･･。あの子達は危険を冒した。それにヒーローの救護活動の妨害もしたのだ。
大人として、ヒーローとして、子供が
ヒーローとしての務m｢あの･･･。｣
？どうしたんだ？
ヒーロー｢ん？何だい？｣
海浜公園の少女｢棒立ちだった貴方達に怒られる筋合いありません。｣
『っ！？』
ヒーロー｢な！？｣
あのヒーローも驚いている。
海浜公園の少女｢だってそうでしょう？貴方達は見ているだけで、あの爆発頭を助けようとしなかった。｣
ヒーロー｢それは｢相性が悪かったから。仕方がなかったとでも言いますか？｣･･･｣
少女はまるで見透かしているように言葉を放っていく。
海浜公園の少女｢それって言い訳ですよね？｣
ゾクリとした。
ヒーローを見つめるその瞳は、深い怒りの色に染まっていたのだ。
海浜公園の少女｢今回は助かったから良かったものの、もしそこの爆発頭が死んだとしても同じこと言えますか？｣
少女の言葉は止まらない。
海浜公園の少女｢1人の尊い命が奪われても、仕方なかったですませるんですか？見殺しにしたのに？｣
ヒーロー｢し、しかし、今回は誰も亡くなっていな｢それって結果論ですよね？｣っ！｣
海浜公園の少女｢貴方達が爆発頭を見殺しにしてしまうところだったという事実は変わりませんよ？｣
少女の言葉の一つ一つが私に、他のヒーローに深く突き刺さっていく。
海浜公園の少女｢そんな貴方達よりも、このモサモサの方がよっぽどヒーローでしたよ。1番に爆発頭を助けに行った。ここにいる誰よりも彼はヒーローでした。｣
そう言って無個性の少年を見つめるその顔は、どこか儚げであった。
最後に少女は何か呟いていたようだが、私には聞こえなかった。
少女の放った言葉が何度も頭の中を反芻する。
そして思い出す。
この手から零れ落ちてしまった命達を。忘れていいはずのない命達を。私がもっと_____________
『･･･私もまだまだなようだ。』
そう一言呟いて、私は無個性の少年を探しにその場を後にした。
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カンナ(プロフ) - ユカリさん» はじめまして、コメントありがとうございます！38話の注意を書いた際に、間違えて非公開にチェックをいれていたみたいです。教えていただきありがとうございました(●´▽`●)ただいま続きを書いてますのでお待ちくださいね！ (2020年11月24日 19時) (
レス) id: 1747199011 (このIDを非表示/違反報告)
ユカリ(プロフ) - はじめまして。お話が凄く気に入りました。ただ37話がなく急に38話に・・・その間が凄く気になります。公開を楽しみにしていますね。 (2020年11月24日 19時) (レス) id: 3cd6fe6c82 (このIDを非表示/違反報告)
カンナ(プロフ) - アンヘさん» ありがとうございます！こちらの作品でのコメント、初めて貰ったのでめちゃくちゃ嬉しいです(*^^*)頑張ります！！ (2020年11月24日 14時) (レス) id: 1747199011 (このIDを非表示/違反報告)
アンヘ - めっっっっっっっっちゃ面白いです！！！更新無理なく頑張ってください！ (2020年11月20日 9時) (レス) id: a8af1bfbe5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カンナ | 作成日時：2020年4月29日 1時
