あかいろ (ページ8)

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パックジュース男もとい、錦戸亮ちゃんと。
背が高くて、笑い上戸の大倉忠義。

「も～。あかんやん。2人とも。
笑わんとちゃんと慰めたり～」

後から遅れてやってきたまるちゃんこと
丸山隆平くん。

この3人もわたしの幼なじみ。

「まるちゃん…ありがとう。」

肩に乗っている亮ちゃんの肘を払い
まるちゃんにお礼を言う。

「おい、なんでまるだけやねん！
俺らも来たやんか！」

なぜかキレる亮ちゃん。

「まぁまぁ。ここはまるちゃんに
譲ろうよ。」

と、亮ちゃんをなだめる忠義。

教室の扉前で
わちゃわちゃしていた私たちのところに

「みんな来てくれたんやぁ。
ありがとぉ」

と、なぜか自分のことの様に
お礼を言うしょうちゃん。

「やす、やっば！！」

しょうちゃんの行動がツボに入ったのか
お腹を抱えて笑う忠義。

しょうちゃんが面白いので
密かにヤキモチをやいているまるちゃん。

我関せずでジュースを飲む亮ちゃん。

そんな地元感に安心しきってたところに…

「男に囲まれて嬉しそー。」

「バカじゃない？」

忘れてた。
ここ、学校だったんだ…。