もう一人の甘えん坊3+α ページ3
「んー…。芽衣〜?」
「どしたの?」
「ぎゅーして良い…?」
「良いよ!…ひゃっ!」
拓司は弱々しく私に抱きついた。
「か、可愛い…」
「芽衣…。なんで今日そんなに優しいの…?」
私に巻きつけていた腕をすぐにほどくと今にも寝てしまいそうなふわふわした声で聞かれた。
「拓司がストレス溜まってるんじゃないかって颯から言われて。日頃甘えられないでしょ?だからたまには甘えさせようかなー…。っていう感じ」
「それでかぁ…。今日優しかったのは…」
「…ねぇ拓司、眠いの?」
「いや?眠くはないよ?もっと、甘えていい…?」
拓司の弱々しい目が可愛く思えたもんだから、
「いいよ。…私にもっと甘えて?」
「ありがとう、姉貴…」
え…?今姉貴って言った?
と、考えるのも束の間、拓司は首に、頬に、額に、何度も何度もキスしてきた。
「っ…ちょっと拓司…。ひゃあ…!」
さらに胸に触れられて変な声が出てしまう。
「んぅ…?」
気づけば私は、また拓司の腕の中にいた。
「芽衣…。大好き…」
笑顔を見せると拓司から涙が落ちた。
「私も大好きだからね」
と言うと私は拓司の背中に腕をまわし、抱き合っていた。
「…ありがと……ん…」
「え、拓司?ちょっと!」
「すぅ…すぅ…」
満足そうに笑う拓司の腕の中で私も眠った。
結果
…真の甘えん坊はこいつでした。
もう一人の甘えん坊 fin
ねぇ拓司、本っ当に覚えてないの?
うん。全っ然。
そっか…。けど、可愛かったよ?
え?
ふふっ、なんでもない。
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きな粉 - 伊沢さんかわゆす (2018年2月19日 21時) (レス) id: f3090b230f (このIDを非表示/違反報告)
カコ - ほわほわ可愛いです。ありがとうございます! (2018年1月14日 16時) (レス) id: 667d573e94 (このIDを非表示/違反報告)
海月(プロフ) - ありがとうございます! (2018年1月10日 0時) (レス) id: 15b1881bce (このIDを非表示/違反報告)
亜沙美(プロフ) - 海月さん» すいません、訂正させていただきます。私と東大王の色恋沙汰にて書かせていただきます。 (2018年1月9日 22時) (携帯から) (レス) id: a88408ba2d (このIDを非表示/違反報告)
亜沙美(プロフ) - カコさん» またリクエストありがとうございます。ほのぼの系のお恵み感謝致します…。 (2018年1月9日 16時) (携帯から) (レス) id: a88408ba2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:亜沙美 | 作成日時:2017年12月17日 17時