私と東大王の日常2

コックローチ・パニック2 ページ16

とりあえず虫かごの入れ物部分の所をゴキブリに被せる。

「こうしてりゃあ大丈夫だろ」

「うぅ…。姉ちゃん、閉じ込めるんじゃなくて早く潰してよ…！」

「潰したら可哀想でしょ？昔は私のご飯にゴキブリなんかザラに入ってたわよ？…ん？なんか触角みたいなのある…あ、これよく見たらゴキブリじゃん。みたいな。母さんも凄いの作るよねぇ〜」

「ひぃっ…！な、なんでそんな事を平然と喋れるんだよ…」

情けない。

「お前はどこぞのお坊っちゃまだよ…。この完璧潔癖症野郎め」

「うっ…」


「ビニール袋取りに行ってくるから、ゴキちゃん見張ってて。見張るだけならあんたでもできるでしょ？」

「うん。頑張る…！」

「おう、頑張れ」

「早く帰って来てよ…？」

「なんでゴキブリ見張るだけでそんな私が戦争に行く人みたいになってんの…。お前も生きてろよ？」

「うん、生きる…」



数分後

あ、


あった…！


颯、大丈夫かなぁ…。



いや、大丈夫であってくれぇーい！！

コックローチ・パニック3→←コックローチ・パニック(リクエスト)

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す