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82 リアルタイム ページ7
A「あれ…鍵どこだろ…？」
23時14分。
予定より遅く帰ってきた私は、玄関前でバックをごそごそ。
本当はもっと早く帰りたかった。
だって今日は、この前の取材の放送日。
一応、見逃してしまったとき用に録画はしてあるけど。
せっかくならリアルタイムで見たいな、って。
A「…あ、あった」
鍵を見つけ
ガチャ
ドアをゆっくりとあけた。
A「ただいまー……」
「A」
A「っ…！」
後ろから聞こえた低い声に、私は震えた。
後ろに
A「おにい、ちゃん…」
自分の恐れる兄を見たから。
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作者名：神城りお | 作成日時：2015年8月27日 15時
