24歳 ページ10
「ここは..」
「俺のセーフハウスだ」
ライさんのセーフハウス?に諸伏さんと連れてこられた。ライさんや諸伏さんには私の事がバレてしまったが、風見先輩の泣き顔を見るよりはましかとため息をつく。
「スコッチはコーヒーか?坂本はオレンジジュースだな」
何勝手に決めつけてるの?私もコーヒーがいい。
「いや、俺もコーヒーがいいっす」
「坂本、コーヒー飲めたのか」
尽くライさんは失礼だよね。そんなんじゃ女に逃げられるよ?
コーヒーを両手に持ってきたライさんが座ると、諸伏さんと一緒に私を見つめる。
あ...そっか..
「えっと..」
「単刀直入にきくお前は何者だ。」
私がモソモソと口を動かしていると諸伏さんが私を睨み付けながら話をふってきた。こんな顔初めて見た。
「俺は...イヌです」
「「は?」」
ライさんはは?じゃなくてあ?だったよね??
本当に怖いよ?
「詳しく話す前に確認いいですか?」
俺は盗聴器やら発信器やらがないか確認する。
そして、ライの顔を見た。
「FBI捜査官、赤井秀一さんで間違いないですか?」
ライさん否、赤井秀一さんは私を睨み付ける。当たっているのだろう。私だって何もできないわけじゃない。そうじゃないと組織でやっていけないからね。
「あぁ」
「本題に入りますね。私は警視庁公安部に所属している風見裕也さんのエスをやらせていただいています。」
「「はぁ???」」
酷くない?
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作者名:純情調教師 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/nomuharu262/
作成日時:2020年6月16日 0時