検索窓
今日:17 hit、昨日:2 hit、合計:20,401 hit

28歳 ページ18

次に気がついたときは外は真っ暗だった。窓から外を眺めてみると月が此方を向いていた。私は何とか体を起こす。あまりの苦しさに痛みすら感じない。ベッドのシーツを破り、何とか止血する。

私、生きてるんだな...

もう一度外を確認する。ここは2階。飛び降りられるか?ここはまだ組織の研究所。正々堂々と扉から出れば私が生きていることがバレる。
簡単な止血を済ませると私は一か八かで飛び降りた。ジンさんに撃たれた方の足から嫌な音が聞こえた。

「〜〜」

声にならない声をあげる。動かない足を引きずって、研究所から離れる。このとき私はここから離れる事しか考えられなかった。
河川敷の高架下の暗闇で何とか身を潜める。今は何時だろう。白い携帯を取り出すと時間は夜の七時。まだそんな時間かと体を落ち着かせる。

そして、ふと、私は川に写る自分の姿を確認した。
そこには久しぶりに見る。本来の私の姿が写っていた。

これは夢...??

なぜ元に戻れたのか分からないが、このとき私は逃げるためのやる気が湧いてきた。風見先輩のところに帰ろう。そう思った。

28歳 side風見→←28歳



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (28 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
59人がお気に入り
設定タグ:名探偵コナン , 性転換 , 黒の組織   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:純情調教師 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/nomuharu262/  
作成日時:2020年6月16日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。