【刀剣乱舞】愛され少女は自覚なし。 (ページ24)

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「今回は加州清光を部隊長とし、鯰尾、鶴丸、三日月、今剣のみの出陣とします。」

こんのすけが私の代わりに大きな声で部隊を呼んでくれる。

もう、審神者、私じゃなくてこんのすげでいいんじゃないかな？？

なんて冗談めいたことを考えていると

「主！俺たち頑張ってくる！」

『うん！気をつけてね』

私は政府の方が言っていた、出陣前にはお守りを渡さなければならないという暗黙のルールに従って、加州さんの手のひらにお守りを入れる。

加州さんは不思議そうな顔をしていたが、お守りだとわかった途端に笑顔を向けてくる。

「じゃ、主！行ってきます！」

手を振る加州くんたちに私も手を振り返す。

彼らの姿が見えなくなると、こんのすけが大きなため息をつく。

「はぁ。。本来この仕事は主様の仕事なんですよ？？」

『そんな大きなため息ついたら幸せが逃げちゃうよ？？あ...もう遅いか』

するとこんのすけは怒った表情をする。

「誰のせいだと？？」

『んふふ～』

思ったよりこの本丸は平和かもしれない。