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一部の刀剣は肩をビクッとさせていた。

あまりの痛さに目から涙が

ボロボロと出てくる。

なんて言うか、

ここに知り合いがいなくて良かった。

立ち上がろうとするが、立てない。

目からは異常に涙が出てくる。

多分ここから動くと、さらに痛むと思う。

どうしようか

俺はふと目の前にいた刀剣を見る。

たまたまそこにいたのは鶴丸国永だ。

「ゲッ」

あ、こいつ今嫌そうな声を出しやがった。

『あ、あの〜、よければ政府の方か
こんのすけか...救急車を
呼んでいただけませんか?』

腰を擦る俺に寄ってきたのは太朗太刀。

「何処か痛むのでしょうか?」

彼は俺の目の前の手をとる。

俺はパッと手を離す。

あ、しまった。

これは俺のせいではない、あの男のせいだ。

『あ、す、すみません』

俺は震える手を押さえる。

時間が立つにつれ、

過去の事が恐ろしく感じる。

このままでは何も出来ない。

せっかく太朗太刀が心配してくれたのに。

すると

「とりあえず、新しい審神者さん
あがってください。」

そう言ったのは燭台切光忠。

止まった涙を拭き、彼のほうを向いて

『立てない』

次立てばお尻の傷が酷くなる。

すると燭台切光忠は俺を抱き上げた。

『お、お願い!お尻には触れないで!』

すると彼は俺が痛みを感じないように

立たせてくれた。

『俺が皆を助けるつもりだったのに
俺の方が助けられたな。ありがとう』

俺は笑顔を見せる。

「話は中で聞くよ、入りなよ」

燭台切は俺を中へ招いた。

一部の鋭い目線と冷たい視線を感じながら。


中は少し汚かった。

でも、生活出来ないことはない。

俺は座布団座れば本題に入る。

『今日から俺がここの審神者になります。』

すると燭台切の顔が曇った。

「政府の方ならここの本丸事情を
知ってるかもしれないけど俺たちは
人間に酷い扱いを受けた。」

『知ってる、知った上でここにいるんだよ』

すると俺の首に小狐丸が刀を当ててきた。

「おぬしに何がわかるのだ」

俺には何も分からないが

辛かった事は理解してやれる。

『俺はお前たちじゃないから何も分からない。
でも、お前たちは俺じゃないから
俺のツラさも理解出来ないだろう?』

そう言えば、小狐丸はフッと笑う。

「それもそうであったな」

しかし、小狐丸は俺の首もとの刀に

更に力を入れた。

「しかし、おぬしと我らの不幸を
一緒にしないでいただきたい。」

首もとから血がトクトクと流れてくる。

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設定タグ:刀剣乱舞 , 刀剣乱腐 , 男主   
作品ジャンル:アニメ
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- ここで終わるんかい(≡_≡) (2019年4月11日 10時) (携帯から) (レス) id: 46e1741f78 (このIDを非表示/違反報告)
純情調教師(プロフ) - 粟田口1009さん» ありがとうございます!これからもムフフなシーンをバシバシ入れていきたいと思います! (2018年1月4日 21時) (レス) id: e5d1605899 (このIDを非表示/違反報告)
粟田口1009(プロフ) - こんなにも読んでいて顔がニヤけてしまう作品は他には存じ上げませんよ!?1人で読みながら、あ〜加州に抱かれたのね…ムフフッってなってます。これからも沢山のムフフを待ってます!! (2018年1月4日 1時) (レス) id: 1209a9168e (このIDを非表示/違反報告)
純情調教師(プロフ) - 玲美さん» あ〜ありがとうございます! (2017年10月6日 14時) (レス) id: e5d1605899 (このIDを非表示/違反報告)
玲美(プロフ) - 純情調教師さん» さ、最高ですな・・・。(遺言)まさに、よきかなよきかな。とっても、面白いですっ!首を長くして、待ってますっ!(更新) (2017年9月29日 17時) (レス) id: 94d50e8693 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:純情調教師 | 作成日時:2017年8月7日 18時

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