★ ページ19
「ほぅ、主が変わるのか」
三日月は俺を舐め回すかのように見る。
「新しい主さんはイケメンなんですね！」
今剣はぴょんぴょん跳び跳ねる。
三日月は俺に顔を寄せる。
「よろしくな、主殿。」
美しい顔が目の前に、、
『近い、、三日月』
ほんのりと顔が熱くなる。
「主殿、顔が紅色に染まっておりますぞ？」
ニヤニヤと俺を見つめる。
「三日月、やめろ」
元主であるゆうじろうが三日月に注意する。
「元主殿...と呼べばよいか？」
「ああ、」
三日月とゆうじろうがにらみあう。
『お前ら、喧嘩だけはするなよ』
俺はそれだけ言い残し、客間を出た。
「主、」
俺が障子を閉めたとき、山姥切が声をかけた。
「主、俺たちは何処へ寝泊まりすればいい？」
鋭い目がよれよれの布の奥から見える。
もともとこう言う目つきなのだろう...
俺は山姥切に近づき、頬をつねる。
『笑え、山姥切。心配しなくとも
お前らの部屋は今準備している』
一瞬、山姥切の目が輝いて見えた。
「そうか」
山姥切は部屋へと戻った。
俺は新しい刀剣たちが寝泊まりするであろう
部屋へと向かった。
そこには燭台切が準備していた。
途中で長谷部が参加をした。
『手伝うぞ』
俺は床や棚、小物などを拭いていく。
「主、、」
燭台切が俺に声をかけた。
『なんだ』
燭台切の方へ振り向けば、
「主、僕たちはいつ、出陣できるんだい？」
泣きそうな顔で何かを訴える燭台切がいた。
出陣か...
本丸は俺が来た頃よりは綺麗になった。
でも、使われない部屋、
風呂やトイレはまだ汚いままだ。
『そろそろ出陣の事も考えていくか』
そう声に出せば、
廊下で喜びの歓声が聞こえた。
お前ら、そんなに出陣したかったのか？
特に藤四郎兄弟は異常に喜んでいる。
「じやあ、明日にでもお前らが
出陣できるよう手配しておく。」
そう言えば、更に喜ぶ。
「主、大好きー」
そう言って飛び付いてきたのは乱。
「乱、大将が困ってるぞ」
薬研は俺と乱を引き離す。
『そろそろ綺麗になってきただろ？
終わってくれていいぞ。ご苦労だった。』
俺は彼らに感謝し、風呂場へ行った。
風呂場では青江が一人で掃除していた。
「やあ、主」
青江はにっかりと微笑んだ。
『ご苦労様』
俺はデッキブラシを持ち、床を擦る。
「トイレの方は大和守と加州が
やってくれているんだ。」
そうか、皆掃除を手伝ってくれているのか。
皆に褒美でも用意せねばならんな。
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… - ここで終わるんかい(≡_≡) (2019年4月11日 10時) (携帯から) (
レス) id: 46e1741f78 (このIDを非表示/違反報告)
純情調教師(プロフ) - 粟田口1009さん» ありがとうございます！これからもﾑﾌﾌなシーンをバシバシ入れていきたいと思います！ (2018年1月4日 21時) (レス) id: e5d1605899 (このIDを非表示/違反報告)
粟田口1009(プロフ) - こんなにも読んでいて顔がニヤけてしまう作品は他には存じ上げませんよ！？1人で読みながら、あ〜加州に抱かれたのね…ﾑﾌﾌｯってなってます。これからも沢山のﾑﾌﾌを待ってます！！ (2018年1月4日 1時) (レス) id: 1209a9168e (このIDを非表示/違反報告)
純情調教師(プロフ) - 玲美さん» あ〜ありがとうございます！ (2017年10月6日 14時) (レス) id: e5d1605899 (このIDを非表示/違反報告)
玲美(プロフ) - 純情調教師さん» さ、最高ですな・・・。（遺言）まさに、よきかなよきかな。とっても、面白いですっ！首を長くして、待ってますっ！（更新） (2017年9月29日 17時) (レス) id: 94d50e8693 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：純情調教師 | 作成日時：2017年8月7日 18時
