【刀剣乱舞】きっとこの世は...

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月の光がこの本丸を照らす。

先程、ゆうじろうから伝言が届いた。

こんのすけが言うに、

”来週、俺とお茶をしたい”

そうだ。

ゆうじろうってそんなやつだったかと

一瞬思ってしまったが気にしないでおこう。

俺がよもぎ餅を一口食べ、

お茶を一口飲んだとき、

俺の背中が暖かくなった。

誰かが、、抱き締めている？

『誰だ』

後ろの奴は何も言わない。

は？

俺が後ろの奴を引き離そうとすると

「そのままで...いてほしい」

この声は！

『小狐丸か？』

小狐丸は俺の首筋に顔を埋める。

くすぐったいからやめてほしい。

『どーした、小狐丸』

呆れて小狐丸にそう聞いた。

「すまなんだなと思ってな、
お主のその綺麗な首筋を傷つけてしまった」

そんな綺麗だなんて...

『傷くらいすぐ治る』

「なら、お主に紅い傷...つけてよいか？」

こいつ、何言ってんだ？

『は？』

「紅い傷はお主の尻の傷が
治ってからにしよう」

そう言い小狐丸は俺の後ろを去った。

は？

紅い傷って、、

小狐丸、どうしたんだ？

頭でも壊れたか？

頭って壊れるものなのか？

え？は？

俺は怖くなって、薬研のもとに走った。

ある一室に入り込む。

そこには薬研がいた。

そして、

骨喰、鯰尾、前田、五虎退、乱がいた。

まだ起きていたのか

「主ー、どした？」

鯰尾が俺の背中に飛び付く。

あれ？

ほんとこいつら、

俺が任務行っていた間どうしたんだ？

『薬研、小狐丸が俺の首筋に紅い傷をつける
と言っていたのだがどういうことだ』

俺は薬研の前で正座する。

「主わかんないの？」

乱がいたずらっぽく笑い、俺を覗きこむ。

「俺が試しでつけてみようか？」

薬研が立ち上がる。

「えー、俺がつける！」

鯰尾が容赦なく首筋に唇をあててきた。

は？？

は？は？

『え？』

「おいおい」

薬研は呆れている。

「鯰尾、これは薬研の冗談だ」

骨喰が鯰尾の頭をポンポンとする。

「えー、うそ！」

気づけば俺の首筋に紅いマークが

『紅いマークって
キスマークのことだったのか？！』

「そうだせ、大将。」

「あーあ、主は鯰尾兄さんのもの
になっちゃうの？」

乱が不安そうな顔をする。

『え、俺、鯰尾のものになったの？』

俺は鯰尾に聞く。

「え...」

鯰尾はニヤリと頬笑む。

「俺のものー！」

鯰尾は俺に抱きつき、キスをする。

「鯰尾やめろ、主はお前だけのじゃない」

骨喰がとめに入る。

その後なんとか骨喰のおかげで

部屋を出ることができた。

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