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大丈夫ですからと慌ててシゲ先輩の顔をあげさせると、シゲ先輩はちょっと吹き出した。
重岡「事情話して、ちゃんと送るって言うたらOK貰えたんや」
A「そうだったんですね。ありがとうございます」
重岡「OK貰えへんかったら、Aちゃん叩き起こさなあかんかったんやで」
それもそれで可哀想やったしなぁとうっすら笑う先輩。
自然な優しさに私はずっとドキドキさせられていた。
重岡「朝やし、もう大丈夫か?」
A「はい。本当にありがとうございました」
ええよって言いながら立ち上がる先輩。
あそこまで雷を怖がる理由を聞いてこない先輩に感謝しつつ私も立ち上がった。
脱衣所を借りて、一応乾いた制服を再び着る。
スエットを持ったままリビングへ戻ると、テーブルの上にスープが置いてあった。
重岡「インスタントでごめんなぁ」
A「いえ、お気遣いありがとうございます」
重岡「飲んでな。スエット貰うわ」
洗って返すと言っても丁度洗濯機回すからと言って、 シゲ先輩は私が持っていたスエットを奪った。
昨日からずっと甘えっぱなしで申し訳ない気持ちでいっぱいになりながらテーブルの前に座り、小さく頂きますと呟いた。
一口飲むと、暖かいのが身体中に広がる感じがした。
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abuchan(プロフ) - 重岡大毅loveさん» コメントありがとうございます!^^ ちゃんと終わるように頑張りますね(笑) (2016年12月6日 1時) (レス) id: d527f1690b (このIDを非表示/違反報告)
重岡大毅love - 続編おめでとうございます!頑張ってください!これからも読ませていただきます!よろしくお願いします!( ´ ▽ ` )ノ (2016年12月5日 20時) (レス) id: 8f9df7fc1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:abuchan | 作成日時:2016年11月27日 23時