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Ym｢でも、色んな人に狙われるわけじゃないでしょ?｣
Ab｢まぁね、ていうか、ヤマちゃんは狙う側でしょ?｣
Ym｢俺の場合はさぁ…気づいてもらえないから｣
確かヤマちゃんはアリオカくんに恋い焦がれてるんだったっけ…?
お互いが気づいてないだけで、両思いだと第三者の俺は思うんだけどなぁ。
まあ、ヤマちゃんは素直じゃないから、言いたくても言えないのかな。
Ar｢え、ねぇ、ヤマダ?｣
Ym｢なんだよ｣
Ar｢気づいてもらえないって、ヤマダ好きな人いるの?｣
Ym｢お前に言うわけねーだろ｣
Ar｢なんでよ、俺ら親友だろ?｣
Ab｢まあまあ、2人とも喧嘩しないでよ｣
アリオカくんはヤマちゃんの好きな人が気になるみたい。
そりゃそうだよね、好きな人の好きな人とか気になるよね。
俺とサクマの場合は、ゆり組が背中押してくれたし…。
俺も、ヤマちゃんとアリオカくんのために背中押そうかな。
Mm｢あ、アベくん、サクマくんが探してたよ｣
Ab｢え? わかった、ありがと、メグロ｣
サクマが探してる、って、なんでだろう…。
血が飲みたいとか? でも最近、飲み合った気がするし…。
Ab｢メグロ、サクマ何処にいる?｣
Mm｢多分自分の教室だと思う｣
教室かぁ…3C行かなきゃ行けないのか…。
3Cは吸血鬼型の人が多くて、あんまり好きじゃない。
苦手なんだよね…。でも、サクマが待ってるなら行かなくちゃ。
そう思って俺は、嫌だなぁ、と思う自分を奮い立たせた。
大好きなサクマが待ってるんだからね。
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作者名：ぽむジャニ | 作成日時：2019年11月7日 16時
