001 (The first grade) ページ3
やっべ、、遅刻する!
今日から学校始まるのに、起きた時間は9時。
幼なじみのミズキはとっくの昔に学校に着いてる。
さっき
誰と同じクラスなんだろ、ミズキと同じクラスになれるかな。
なーんて、考えてたから、よく眠れなくて、遅刻。
学校に着いた頃には時計の針が10時を指してた。
もちろん、正門の門は閉まってて、事務員さんを呼んで開けてもらった。
急いで張り出されているクラス表を見に行って、俺のクラスと、ミズキのクラスを探した。
えっと…俺は、1-Aで、ミズキは…あ、同じだ! 1-A!
1-Aのクラスに向かうと丁度先生が名前の読み方の確認をしていた。
先｢ハイタニコウキ…、ハシモトリョウ、｣
Hs｢あ、はーい! いまーす!!｣
ハイタニくんの後が俺らしい。
名前を呼ばれたと同時に教室の扉を勢いよく開ける。
俺が入った前の扉から1番近い席にいたのはミズキだった。
ミズキは迷惑そうに眉を
…後でメロンパン奢ろっと。ミズキメロンパン大好きだし。
先｢遅刻かー? ハシモト｣
Hs｢違いますよ!｣
俺と先生のやり取りが面白かったのか、クラスから笑いが起こった。
…やば、ミスった…?
女1｢ハシモトくんって面白いね｣
女2｢確かに! それにイケメンだし｣
…よかった、ミスってなかったみたい。
そのまま俺の後のクラスメートの名前が確認された。
Hs｢ミズキ! おはよ!｣
Mz｢リョウ…、おはよ、｣
Hs｢…? ミズキ、機嫌悪い?｣
Mz｢…別に｣
入学式まで時間があるからミズキの席に行って朝の挨拶をした。
でもミズキは何故か機嫌が悪そう。俺が遅刻したから? んー…、ミズキには、嫌われたくないなぁ…。
女1｢ハシモトくんっ｣
Hs｢ん?｣
女1｢ハシモトくんって、型と性なに?｣
Hs｢吸血鬼型α性だよ｣
女2｢吸血鬼型α性!?｣
Hs｢うん｣
女1｢エリートコースが約束されてるあの吸血鬼型α性?｣
Hs｢そうらしいね。でも俺、エリートコースとか如何でもいいんだよね｣
女2｢如何して?｣
Hs｢俺はミズキといられればそれでいいから｣
俺がそう言うと、クラスの女子から悲鳴が上がった。
…? 何で悲鳴?
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ハシモト リョウ
▽吸血鬼型α性
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作者名：ぽむジャニ | 作成日時：2019年11月7日 16時
