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黄×紫 ページ38
岩本side
台風が近付いてて雨も土砂降りのある日
雨の日は調子悪くなるから好きじゃないんだよなあ
なんて考えながらも学校は普通にあるし
朝ご飯食べて薬飲んでいつも通り学校に向かう
雨降ってるから電車で登校してるけど
揺れが頭に響いて結構キツいかも
そんなこと思ってもここまで来て引き返せないし
これまでもなんとかなってたから大丈夫だろうと思って
目を瞑って目的の駅に着くのをひたすら待った
…んで、無理して来たことを俺は今後悔してる
学校までは辿り着いたものの教室までの階段がキツい
まだ時間は余裕あるしちょっと休んでたら薬効くかな
っていつもなら通らないような薄暗い廊下に座り込む
どうせ教室まで行けてもうるさいし電気は明るいし
チャイム鳴るギリギリで行こうとか考えてた
だけどまぁそんな都合良く収まってくれる訳なくて
ドクドク脈打つ頭を抱えながらチャイムが鳴るのを聞いてた
……このままだと無断欠席みたいになる？
探されちゃうかな、とか心配になってたら
遠くから誰かの声が聞こえた
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作者名：みるく
| 作成日時：2022年4月1日 1時
