48 ページ8
side 忠義
『まるちゃんはわたしといたくないんだよ』
って唇噛み締めながら言うAちゃん
マルと一悶着あってから
弱いとこ見せないように泣いてへんのも俺にはわかる
大「だから家飛び出したん?」
『あそこはわたしの家じゃない』
大「なんでそんなこと言うんよ」
『わたしはただの事務所の人間だよ、社員だよ。職権使ってみんなの家に転がり込んだただのファンとおんなじじゃん!!』
大「……っ!」
『たっくんはどう思った?わたしがファンだって知った時。なんだこいつって思ったでしょ?』
そんなことあるわけない
『ファンのくせに事務所に入社して、挙げ句の果てに俺らにファンと暮らせってか?って』
大「……Aちゃん」
『で、案の定メンバーを好きになって、勝手にフラれて勝手に出ていって、勝手に遠ざかって?』
大「Aちゃん!」
『バカじゃんわたし…っ』
気づいたらAちゃんを抱きしめてた
離してって暴れるけど、絶対離さへん
大「迷惑やなんて、1回も思ったことあらへんよ」
68人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:りゅこ | 作成日時:2017年10月5日 23時