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『…はい』


大「ありがとう」






ちょっと外に出ようと思って玄関を開けたら

なんの変装もなしにたつくんが立ってた



久しぶりすぎてキョドっちゃう






『どうしてここに?』


大「ああ、マキさんにAちゃんの様子見てきてやーって頼まれてな」


『たつくんお仕事は?』


大「今日オフやねん、ちょうどよかったわあ」








コーヒーと一緒に出したケーキはもう空っぽ


よかった、食欲は相変わらずみたい








『……みんな体調は大丈夫そう?』


大「体調はみんなよさそうやけど…」


『けど?』


大「Aちゃんいなくなってからみんな覇気がないねん」


『覇気?』


大「ヤスなんかリハで間違えまくりやし、年上3人は上の空やし、マルはすぐどっかいってまうし」


『……』


大「特にひどいのが亮ちゃんでな、急に泣くねん」


『泣く…!?』


大「Aがいなくなったん俺のせいやんなって」








あああああそうだった

亮ちゃん思い詰めすぎる性格だった



違うよって言ってあげたい……








大「Aちゃん、戻って来おへんの?」


『知ってるでしょ、まるちゃんとのこと』


大「そりゃ、知っとるけど…」


『まるちゃんはわたしといたくないんだよ』

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作者名:りゅこ | 作成日時:2017年10月5日 23時

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