検索窓
今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:13,631 hit

82 ページ42

アンコール、ダブルアンコールと無事に終わり

会場はあたたかな歓声と拍手に包まれた





坂巻さんはさっき仕事の関係で行ってしまい

関係者席にひとり残されたわたし







寂しいなあ…なんて、

思ってたそのとき









「「丸ちゃん!丸ちゃん!」」








会場のあちこちから、丸ちゃんコールが起きた




え、まって

今日って丸ちゃんなんかあったっけ




誕生日はまだまだ先

特に発表するようなことは無いはず






と、また照明が落ち、

バクステに丸ちゃんが出てきた







丸「残ってくれたみなさん、ありがとうございます」









丸「いまから僕は一人の男として、一人の女性に想いを伝えたいと思います」







丸ちゃんはステージから飛び降りると

スタッフさんの誘導で客席の狭い通路を通り



ファンの子達がその近さに歓声をあげる中


微笑みながらわたしの前で止まった









丸「Aちゃん、立って?」






まるで新婦さんをエスコートする時みたいに

丸ちゃんの手がわたしを支える





会場のモニターにめっちゃ大きく映っちゃってる



みんなこっち見てるし…





恥ずかしい……っ









丸「Aちゃん、余計なこと考えんといて」


『だって…』


丸「いまから言う事、ちゃんと聞いとって」







丸ちゃんの真剣な瞳に

頷くことしかできなかった

83→←81



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.4/10 (20 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
68人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:りゅこ | 作成日時:2017年10月5日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。