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side すばる
マキが有紀の知り合いに聞いたら
向こうに発つのは今日の昼間だった
飛行機が飛び立つまで、あと1時間
間に合ってくれ
頼む
隣ではマルが血相変えて
時々、「Aちゃん…」て呟く
他のメンバーもみんな、緊張感が隠せない
もちろん、俺も
坂「着いた…!あと15分だ、行け!」
渋「マキ、ありがとう。ほな行ってくる…!」
国際線のターミナルまでの道を突っ走って
途中何回も顔さしたけど
そんなん、どーでもええ
安「なぁ、みんなあれ!」
錦「おった、Aちゃんや!」
Aは誰かと一緒に
うずくまってるように見えた
渋「……行くぞ」
・
渋「A!」
『すば、くん?』
Aは、泣いとる有紀を宥めてた
『有紀さん、みんな、来た…』
有「…え?」
有紀は俺らを見て一瞬ビビったけど
すぐに立ち上がって、深くお辞儀した
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作者名:りゅこ | 作成日時:2017年10月5日 23時