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3人を送り出したあとも
たつくんに起きる気配は全く無く
『丸ちゃーん、、』
赤く火照った彼の顔はとても妖艶で
思わずドキッとしてしまう
丸「んっ…、A、ちゃ……?」
『ごめ、起こしちゃった』
丸「ん、ええよ…。どした……?」
『丸ちゃんのこと、心配で…』
丸「んふ、ありがとぉ…」
そう言ってまた眠りについた彼
あったかくなってしまった冷えピタを替えて
そろそろたつくんを起こそうと部屋に向かった
・
大「ええ!?Aちゃんマルと付き合うたん!?」
『ばか!しーっ!丸ちゃん寝てるんだから!』
さっきまで起こされて不機嫌だったくせに
ご飯食べさせた瞬間元気になっちゃって
挙句の果てに、これ
大「うわー、もう最悪や」
『なんで』
大「Aちゃーんて抱きつかれへんやん!」
『そこかよ』
大「まってAちゃんめっちゃドライじゃない?」
口いっぱいに物を入れながら喋るから
正直何言ってるかわかんないけど
大「まあAちゃんが幸せならそれでええわ」
そうやって笑うたつくん見てたら
どうでも良くなっちゃった
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作者名:りゅこ | 作成日時:2017年10月5日 23時