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全部終わらせた





それがどういう意味なのか

理解するのにそう時間はかからなかった









丸「こんなときになに言うてんねんて感じやけど」


『……うん、』


丸「Aちゃんに会うたら、言おうって決めてた」








とろんとした目で見つめられるだけで

どうしようもなくドキドキするのに




それに追い討ちをかけるように頬を指でなぞられる









丸「ほんま、たくさん遠回りしてもうてごめん」









顎に辿り着いた指で丸ちゃんの方を向けさせられる


ちゃんと目を合わせるのも久しぶりすぎて

心臓がすごくうるさい








丸「……Aちゃんの返事は?」


『……ん、』


丸「聞かせて…?」









ああ、もう降参



ずるい








『……き、』


丸「うん?」


『………丸ちゃんのことが、好き…』








丸ちゃんが優しく微笑んだと思ったら

唇に熱い丸ちゃんのそれを感じた







『んぅ…っ』






いままでのすれ違いや空白の時間を埋めるように


優しく、時折強く求められる








丸「もう…絶対…離さへんから…」








キスの合間に囁かれた言葉は

わたしの頭の中に溶けていく









もう風邪、うつっちゃってもいいや



そのかわりたくさん看病してね??

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作者名:りゅこ | 作成日時:2017年10月5日 23時

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