検索窓
今日:6 hit、昨日:0 hit、合計:13,633 hit

63 ページ23

ピピ ッ






『38.7度……』








あの後、まるちゃんは倒れた

この雨の中歩いて帰って来たから風邪引いたみたい







『タクシー拾えば良かったのに、』








渋「ふぁああ…A〜、お茶入れてくれへん?」


『え、あ、すばるくん…』


渋「そこ、誰かいるん?」








すばるくんは冷えピタ貼ったまるちゃんを見て

「ほんまこいつアホやな」って呟いた







『すばるくん、いろいろごめんね』


渋「なんで謝るん」


『あの時、すばるくんが有紀さんに言った言葉は、わたし自身にも言われてるみたいだった』









わたしは、





どれだけまるちゃんが苦しんでて


どれだけ有紀さんのことを好きで


どれだけ辛い思いで別れを告げたのか






全く知らずに彼から逃げてた









そんな自分が、許せなかった









『だけど、すばるくんのこと怒らせちゃったし、世間にも広まっちゃったし、わたしすばるくんに迷惑しかかけてない』


渋「……A」


『すばるくんだけじゃない。みんなにも迷惑ばっかかけて、まるちゃんにもきっと嫌われ…』


渋「お前アホか」

64→←62



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.4/10 (20 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
68人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:りゅこ | 作成日時:2017年10月5日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。