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side 隆平
アイドルは恋愛禁止って
デビュー前から死ぬほど色んな人から言われてた
正直ひとりやふたり彼女おったし
たくさん遊んだりもした
そんな僕を変えてくれたのは
街で偶然出会った人やった
・
デビューして数ヶ月
全く売れない日々が続いて
みんなが苛立ちを感じ始めてた
丸「少し外の空気吸ってくるわ」
見慣れた大阪の街を、ただただ歩く
声をかけられへんのは売れてない証拠やと感じた
丸「はぁ、」
その時、左肩に誰かぶつかった
？「あ、すみません！お怪我ないですか？」
丸「僕は大丈夫です。あなたは？」
？「わたしも大丈夫です。あの…」
丸「はい？」
？「丸山くんですよね？関ジャニの…」
初めて声をかけてくれたのが彼女だった
名前は中本有紀
僕よりも２個年下のＯＬやった
・
彼女の会社とスタジオが近くで
頻繁にすれ違っては挨拶する関係になって
それが今度はご飯に行く関係になって
恋愛に発展するのにそう時間はかからんかった
・
デビューから６年経つと仕事も忙しくなり始め、
東京と大阪を行ったり来たり
地方での仕事も増えてった
それと同時に有紀との時間も減って
「もう別れよう」と、別れは僕から告げた
有紀は嫌だと言ったけど
その時の僕には有紀より仕事のほうが大事やった
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作者名：りゅこ | 作成日時：2017年9月12日 0時
