ひとつ、屋根のしたで。 (ページ20)

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21:00

大「ただいまぁ」

『あ、たつくんおかえり。遅かったね？』

大「ロケ押したんよ。Aちゃん癒して～」

『残念、わたしいまからお風呂なの』

大「じゃあ一緒に入ろうや」

村「アホ言うな、はよ飯食え」

たつくんは明らかに落ち込みながらリビングに消えた

・

『………はぁ、』

結局、まるちゃんとはなにも話せないままだ

無意識に避けてしまう

よくよく考えたら

あんなに好きで応援してた人が目の前にいるのに

どうしてわたしはこんなにも平常心でいられるんだ

……… 冷めたのかな？？

『いやいやいや…』

テレビの中のまるちゃんは好き

でも家でのまるちゃんには特別ときめかないし

みんなと同じだって思っちゃうし

まあ、ふたりきりのときは緊張したけど

うん、それはそれ

「もう一回ちゃんと俺らと向き合ってみい」

そういえば

ヒナちゃんのあの言葉の意味はなんだったんだろう

ちゃんと向き合うって、

エイトのみんなとでしょ？？

わたし、ちゃんと向き合ってるはずなのになぁ…