ひとつ、屋根のしたで。 (ページ17)

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『………はぁ』

あの夜

まるちゃんの呼び方変えたいって話は

結局「何言うてんの～」って笑い飛ばされて終わった

………嫌だったのかな

亮「どしたん、ため息なんか珍しいやんか」

『亮ちゃん～、助けてよ』

事務所に用事があるとかで

亮ちゃんに無理やり ((

連行された

亮「助けて欲しい理由教えてくれんと無理やわ」

『んー、そうだよねえ…。じゃあいいや…』

亮「なんやねん(笑)」

用事とは次のアルバムの曲作り

わたしは会議室の隅に座って暇を持て余した

？「あ、亮久しぶり…て、谷中じゃないか！」

『わっ、坂巻さん！お久しぶりです！』

坂「谷中また見ないうちに綺麗になったなぁ！」

『お世辞はやめてくださいよ～』

亮「ほんまやでおっさん」

坂「４つしか変わらねえだろ(笑)」

坂巻さんはここに就職してからずっとお世話になってる人

昔、エイトのマネージャーをしてたんだ

坂「今日はなんで？亮の付き添い？」

『そんなところです。久しぶりにオフィスにも顔出したかったし、社長にも挨拶したかったんですけど…』

坂「そうか、あいにく社長は休みで申し訳ない。ていうか、こいつらとは上手くいってるの？」

『はい。とても楽しいです』

亮「マキと違って俺ら優しいから」

坂「うるさいぞ～(笑)」

笑った時に出来る目尻のシワはすばるくんそっくりだ

………て、

なんでこんなところでもみんなのことばっか考えてるんだ