Give them hell !!!

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「嫌？」
「嫌ではないんですけど...所構わずなので、ちょっと...」
「.........あ、俺分かった、解決方法」
「え、ほんとですか！？」
「うん、あのね、こうすればいいと思う」
する、と首の後ろに大きな手が回って、大谷さんに顔が一気に近づく。有名化粧品メーカーのCMをしているくらいだからか、肌が驚くほどなめらかなのが分かるくらい近くにか大谷さんの顔があって、え、なにする気ですか、と言う暇もなく頬にも手が触れて、親指が下唇を撫でて、あ、だめだ、ふれちゃ、う
「Shohei, what are you doing?(翔平、何してんだ?)」
「ぁ、わ、...ぬー、とばーさ、」
唇が触れる距離にいた私たちを引き離したのはヌートバーさんで、血管の浮き出た太い腕に右肩の後ろから左肩までを、首を隠すようにがっしり抱え込まれていた。一方大谷さんはといえば、一瞬ぽかんとした顔のあと、試合中のような笑顔でにっこりヌートバーさんに微笑む。
「If you want it, you'd better get on the trail fast, okay?(欲しいなら、直接跡つけておいたほうがいいよ?)」
「.........A、Come on」
「あっ、まってお皿...！」
トレーを片付けることも許されず、手を引っ張られて食堂から連れ出された。何も言わないヌートバーさんがなんか怖くて、私も何を言えばいいのか分からなくて、結局連れ出されたのはグラウンドの隅の用具小屋。
「あ、のヌートバーさん？」
「...Do you love Shohei?(翔平が好き?)」
「No, I don't like him at all.(いや、全く)」
「Then why were you so close? You were about to kiss. I was so pissed off.(じゃあどうしてあんなに近かったの?キスしそうだった。すごくムカついた)」
「まって、あの」
手を握ったままのヌートバーさんが喋り倒してくる。どうしよう、英語は一平さんみたいにすごく分かるわけじゃないんだけどな。
「I tell her she's cute every time I see her, and she doesn't respond, but she kisses Shohei?(会う度にかわいいねって言ってるのに、反応しないのに、翔平とはキスするの?)」

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