表裏、一致�� ページ41
ko-chan side
「あのさぁ、何回目？誤字には気を付けろっつったよな？」
バン、と少し強めに叩かれた机の音にびくりと体がすくむ。軽蔑するかのような目で此方を見る伊沢さん。
「っご、ごぇ、らさぃ。」
「は？何言ってんのか、聞こえねぇ」
「っひ！ご、ごめんなさぃ」
「...はぁ。勝手にしろ」
そう吐き捨てて部屋を出ていってしまった伊沢さん、自分が誤字をしたのが悪いと分かっていてもぼろぼろと涙が溢れる。踞ってひぐひぐと泣いていれば
「こーうちゃーーん？？撮影始めるよーー？」
と山本さんの声がする。慌てて涙を拭いて階下に降り撮影部屋まで小走りに行く。扉を開ければあの赤いソファに山本さん、須貝さん、伊沢さんが既に座っていた。
「こうちゃん、どうした？撮影するよ？」
福良さんにそう言われて須貝さんと伊沢さんに挟まれるような形で座る。流石に撮影だから笑顔にしなきゃ。意識を切り替えていつものこうちゃんに戻り撮影を開始した。
__撮影後__
「こうちゃんちょっと来て」
「はい？何ですか？」
「今夜、いい？」
ボソリと耳元で呟かれた言葉にぞくりと背が粟立つ。着ていたシャツと裾をぎゅっとつかんでこくん、と頷けば
「ん、俺の家で待ってて」
と伝えられる。
「こうちゃん、さっき伊沢と何話してたの？」
「いえ、あの...記事に誤字があったまま載せてしまったのでそれについて...」
「あんめり気にしなくていいからね？伊沢もこうちゃんに冷たいし」
「そんなことないですよ！気のせいじゃないですか？」
はぁとため息をつきながら心配してくれる福良さんは本当に優しいと思う。他の人も皆心配してくれる。
自分でも心配になる。
本当に伊沢さんは僕の事を好きなのだろうか
本当は嫌なんじゃないか
ずっとずーっと考えてしまう
でもそんなこと無いって伊沢さんと2人になると分かる
2人きり、だとね
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すがこー(プロフ) - あ、ありがとうございますう！！！！がんばります！！ (2020年9月26日 1時) (
レス) id: 632ae7c8a5 (このIDを非表示/違反報告)
花陽(プロフ) - 主様の小説、とっても面白くて大好きです。続編があったら嬉しいなと勝手ながら思っております。これからも素晴らしい小説を心待ちにしております。 (2020年9月25日 23時) (レス) id: 2010614399 (このIDを非表示/違反報告)
グリバー(プロフ) - こちらこそ、本来の場所にリクエストすれば良かったと反省しております。今後もよろしくお願いします。 (2020年9月25日 0時) (レス) id: b8d56ac958 (このIDを非表示/違反報告)
りゅかるぅ - 再びのリクエストすみません。病弱彼女の続きでkwmrさんが甘える話を書いてもらうことってできますでしょうか？ (2020年9月24日 21時) (レス) id: fa51a2f630 (このIDを非表示/違反報告)
すがこー(プロフ) - グリバーさん» うわーーー！！ごめんなさい！！急いで書きます、すみません！！ (2020年9月24日 7時) (レス) id: 8d65ae783b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふらっと | 作成日時：2020年8月11日 23時
