夜の蝶らは艶めかしく�� ページ25
夜の街で体を売る子達のお話しです
「こうちゃん、ご指名だよ」
「え？まじで？」
「あれ、こうちゃんのお客さんこの時間？」
「いや、初ですかね、須貝さんは？」
「俺もこれから。伊沢くんも変な人だよね〜、自分より身長高い俺を気に入ってくれるなんてさ。」
「ですよね〜」
そんなたわいもない世間話をしながら仕事用に意識を切り替えて案内人の後をついていく。うちの店はこの街でもかなり大きい店だが、まさか１番高いスイートルームをとっているとは...お金あるなぁ。おっさんじゃないといいけど。コンコンと扉をならして、部屋に入る
「こんばんは〜。ご指名いただきました、檸檬で〜す。今夜は宜しくおねがいしま〜す。」
「わぁ！写真のとおりだ！可愛いね〜。あ、こんばんは、山本です。宜しくね！」
「よろしくおねがいしま〜す。」
そこにいたのは想像よりも遥かに若く俺より小さな男性が座っていた。てか、顔が普通にイケメンだ、めっちゃ女の子にモテそうなのになんで俺？そんな考えは心の中でして俺はぱたぱたとベッドに座る彼の隣に立つ。
「座らないの？」
「あ、座っていいんですか？ありがとうございます！！今日はどうします？」
「ん〜〜、君の事を聞かせてよ。今までのこと全部。」
「.....え、そんなこと？」
「っ、あははっ！な、そんな顔出来んの？あはははっっ！！」
「そんな変な顔してました？」
「うん、鳩が豆鉄砲喰らったみたいな顔、あ〜〜面白。」
お話しするだけでお金くれるなんていい人だなぁ。だったらいっぱいお話ししてあげなきゃ！
たくさんお話しする。売春仲間のこと、自分の身に起こったこと、ここにきてくれるお客様のこと、好きなもの、嫌いなもの、なんでも。
山本さんも教えてくれた。
山本祥彰さん、20歳
好きなものは『可愛いもの』
嫌いなものは『従わないもの』
身長は159cmで可愛らしい顔の割には以外と手回しする人だなーなんて、
「ねぇ、本名って教えてくれない？」
「.......ぃ」
「え？」
「渡辺航平です」
なんか、答えちゃった。だって貴方と話してると頭がふわふわして幸せな気分になってくるんだもの、ちゃんとした判断が出来なくなっちゃう。
「わたなべこうへいくん？可愛い名前！お友達からはなんて呼ばれてるの？」
「こうちゃんって呼ばれてますよ、山本さん」
「へぇ〜そうなんだ！...っあ、時間かぁ。ねぇ、来週も来ていい？これから毎週。」
「いいですよ！いっぱい来てください！」
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すがこー(プロフ) - あ、ありがとうございますう！！！！がんばります！！ (2020年9月26日 1時) (
レス) id: 632ae7c8a5 (このIDを非表示/違反報告)
花陽(プロフ) - 主様の小説、とっても面白くて大好きです。続編があったら嬉しいなと勝手ながら思っております。これからも素晴らしい小説を心待ちにしております。 (2020年9月25日 23時) (レス) id: 2010614399 (このIDを非表示/違反報告)
グリバー(プロフ) - こちらこそ、本来の場所にリクエストすれば良かったと反省しております。今後もよろしくお願いします。 (2020年9月25日 0時) (レス) id: b8d56ac958 (このIDを非表示/違反報告)
りゅかるぅ - 再びのリクエストすみません。病弱彼女の続きでkwmrさんが甘える話を書いてもらうことってできますでしょうか？ (2020年9月24日 21時) (レス) id: fa51a2f630 (このIDを非表示/違反報告)
すがこー(プロフ) - グリバーさん» うわーーー！！ごめんなさい！！急いで書きます、すみません！！ (2020年9月24日 7時) (レス) id: 8d65ae783b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふらっと | 作成日時：2020年8月11日 23時
