僕らふわふわ夢の中 ページ15
fkr side
パシャパシャというシャッター音が静かなオフィスに響く
だが、被写体は起きることなく、少し体をよじってまたすやすやと夢の国に入っていく
「「っあ"あ"ぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜、尊い」」
同じく、撮っていた山本と言葉が重なる
うん、いやでも、無理
昨日は河村とこうちゃんが残って仕事をしていた、校閲がまだおわってないらしく2人で残るから先に帰ってくれて構わないと言われ、帰った。朝起きても家に帰ってきた形跡がないことからオフィスに泊まったのかと理解し、早く行った結果がこれだ
可愛い鮫の大きな人形を抱えてあどけない表情で眠るこうちゃんとそれを包むようにして寝ている河村、
「やばいです、福良さん。僕、今日死ぬのかもしれないです。」
「安心しなよ、その場合、多分僕もだから」
河村が面倒見がいいことは知っているが、こんな無防備な体勢で2人寝ていたとは、警戒心の欠片も無いなと感じざるをえない、だが、取り敢えず今のうちに可愛い2人を写真におさめなければ
するとこうちゃんが「んぅ...」と唸ってぐるりと寝返りをうったのだが河村の手が服に引っ掛かって捲れてしまい、お腹が出てしまった
その瞬間の山本といったら！
写真を撮ることもせずにこうちゃんを抱き抱えると、
「福良さん、休憩室、ちょっと借ります」
と有無を言わさぬ低い声で宣言して部屋から出ていってしまった。こうちゃん、ファイト！
さて、俺はもう少しこの状態の河村を楽しもうかな、そそそと近寄り綺麗な寝顔をカメラにおさめていると河村がうっすらと目を開ける
「あれ、起きちゃった？」
「っんん、ふくぁ？...うぅ、ねむぃ」
「っふふ、もう少し寝ててもいいよ？」
「...やぁ、ふくらも、いっしょがいぃの」
ごめんよ、待ってくれ
反則だよ、それは、レッドカードだ((((
おそらく、このまま放っておいても河村は寝るだろうが、河村が言うのなら仕方ない
スマホを机に置いて俺も河村の隣に座ると寄ってきて俺のお腹に手を回し、ぎゅっと顔を埋めてくる
「ん、おやすみ、ふくら」
「はい、おやすみ、河村」
次に誰かが来るまでに俺が起きれるといいな〜なんて、思いながら河村と一緒に意識を手放した
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「おっはよーございまーーーs、いてぇっ！」
「馬鹿伊沢！静かにしろよ、4人とも起きちゃうだろ！」
「あ、おはよーございます！須貝さん！」
「話、聞け！ばか！」
「...ぁう？いざぁさ？」
「お！こうちゃん、おはよう！！！」
「あああああばか！」
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すがこー(プロフ) - あ、ありがとうございますう！！！！がんばります！！ (2020年9月26日 1時) (
レス) id: 632ae7c8a5 (このIDを非表示/違反報告)
花陽(プロフ) - 主様の小説、とっても面白くて大好きです。続編があったら嬉しいなと勝手ながら思っております。これからも素晴らしい小説を心待ちにしております。 (2020年9月25日 23時) (レス) id: 2010614399 (このIDを非表示/違反報告)
グリバー(プロフ) - こちらこそ、本来の場所にリクエストすれば良かったと反省しております。今後もよろしくお願いします。 (2020年9月25日 0時) (レス) id: b8d56ac958 (このIDを非表示/違反報告)
りゅかるぅ - 再びのリクエストすみません。病弱彼女の続きでkwmrさんが甘える話を書いてもらうことってできますでしょうか？ (2020年9月24日 21時) (レス) id: fa51a2f630 (このIDを非表示/違反報告)
すがこー(プロフ) - グリバーさん» うわーーー！！ごめんなさい！！急いで書きます、すみません！！ (2020年9月24日 7時) (レス) id: 8d65ae783b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふらっと | 作成日時：2020年8月11日 23時
