11ー１ 青島くん・・・主人公サイド ページ29
泣いているところを青島くんに見つかって、
肩を貸してもらってまたさらに泣いてから、
数時間経った。
海に来た時はオレンジ色だった空も、
太陽が沈んですっかり辺りは真っ暗になっていた。
A「…なんか、ごめんね」
裕人「…別に」
そっけなく、興味なさげに青島くんはそう言ったけど、ちらっと顔を見ると、私が泣き止んだからかホッとしたような顔をしてた。
青島くんって、優しい人なんだね
言葉には出さないけど、雰囲気とか表情から伝わってくる青島くんの不器用な優しさを感じて、ザワザワしてた心が落ち着いた。
そして、それと同時に木藤良くんを思い出してまた少し悲しくなった。
木藤良くんもすごく優しい人。
優しい人のところには優しい人が自然と集まってる。渚、青島くん、そして木藤良くん。
類は友を呼ぶってこう言うことなんだね。
その3人の事を思うと、渚と青島くんが少し羨ましかった。
A「なんで泣いてたか聞かないの？」
裕人「興味ねぇよ、そんなの」
A「…そっか。優しいね、青島くん」
裕人「裕人。」
A「え？」
裕人「俺のことそう呼べっつってんの」
いつか読んだ少女漫画で同じ様なシーンがあった。
その時はときめいてる主人公に、ないでしょー！なんてツッコミいれてたけど、今ちょっとだけなんとなくその子の気持ちがわかった気がした。
突然のことに戸惑いながら、裕人って呼ぶと、なんだよって優しい笑顔で答えてくれる。
呼んだだけだよって言ったら、この野郎って言いながら楽しそうに私の髪をグシャグシャした。
A「ありがとね、裕人。裕人がいなかったら今頃私死んでたかも」
裕人「はっ、大袈裟すぎんだろ」
A「そうかも。…でも、本当にありがとう」
青島くん、
裕人に助けられたのは本当。
木藤良くんの事は、まだ全然癒えてないけど、彼のおかげでまだマシな明日を迎えられそう。
自分にそう言い聞かせて、私は木藤良くんへの想いに強引に蓋をした。
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Monapin(プロフ) - おみかさん» コメントありがとうございます！また、返信が遅くなってしまいすみません！事情により長い間更新できてなかったのですが、今日久しぶりに更新いたしました！これからもちょっとずつ更新参りますのでよかったらまた見に来てくださいね☆お待ちしてます！ (2016年11月23日 23時) (
レス) id: 78b6b6464c (このIDを非表示/違反報告)
おみか - 気に入りました( ´ ▽ ` )ﾉでも続き書かないんですか？(>_<) (2016年8月21日 16時) (レス) id: 97ad65319f (このIDを非表示/違反報告)
神野 真白(プロフ) - Monapinさん» 作者様メチャ面白い小説かいてますもん！これからも、頑張って下さい！応援してますよ♪ (2016年8月2日 13時) (レス) id: f0ef8adb2f (このIDを非表示/違反報告)
神野 真白(プロフ) - Monapinさん» コメント返信ありがとうございます┏●木藤良くんにいまメロメロですわ笑最初は、佐野岳が出てるから見ようーってのりだったんですが笑←私のは、ストーリーに沿ってるので、早く日曜日になって欲しいです！笑 私がアドバイスなんてできる立場じゃないですよ！ (2016年8月2日 13時) (レス) id: f0ef8adb2f (このIDを非表示/違反報告)
Monapin(プロフ) - 神野 真白さん» また、長くなりますが、アドバイスもくださってありがとうございます！ なにぶんずぶの素人ですので至らない点ばかりですが、またなにかありましたらアドバイスいただけると嬉しいです！ 本当にありがとうございます！ (2016年8月2日 2時) (レス) id: 4e32ca6bef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Monapin | 作成日時：2016年8月1日 17時
