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侑Side
あのあとAは、ゲｒ((自主規制))吐いて、持病(？)の喘息の発作を起こしかつ、熱を出すというミラクルが起きて、
寝てます。
侑「…結局なにがあったんか、聞かれへんかったな」
治「せやけど、Aもかなりパニクっとったからな。ま、落ち着かせとくんが一番やろ」
侑「……Aなぁ…」
治「なんや」
侑「いや、なんでAがパニクっとったかなん、だいたい想像つくなーって思てさ。」
治「まぁな」
侑「おおかた、あいつ殺したんはうちやーーいうて、自分責めとったんやろ」
治「…五年前か」
侑「そ。あんとき俺らが『あいつ自分で首吊って死んだんやって』って言うたときとおんなじや」
治「…Aが、あいつの名前とか、いじめの内容とか、そん頃の記憶がほとんどないのなんでかわかるか？」
侑「？いや」
治「人って、自分で受け止めきれへんような悲しいことや辛いこと、そういうの忘れようとすんねんて。」
侑「へぇーーー。ええことやん」
治「うん。でも、Aの場合、内容とか、名前とか、当時の記憶とかは曖昧でも、あいつの顔とか恐怖とか怒りとか失望とか、悲しみとか、そういう当時の感情だけは強すぎてずぅっと残ってもうてるんやって。」
…確かに、見てればわかる。
さっきみたいな…。
治「だから、さっきみたいなパニック状態もそんときの感情だけが突っ走ってもうたんや。ちゃんと記憶があって、あいつにやられたこと、自分の理不尽さが理解できとればああいうことはなくなるねん。」
確かに、自分は悪くないとわかっていれば、自分を責めたりはしぃへんな
侑「…なんなんお前、頭ええな」
治「お礼はグーグル先生に言い。」
侑「ggったんかい」
治「最初はな。あとはなんとなく俺が考えたことや」
侑「やっぱ頭よかったわ」
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作者名：アボカディーエンジェルランド | 作成日時：2017年7月17日 0時
