お宝攻防戦 11 ページ40
龍馬のブースには昨日と比較にならないほど人が沢山いた。
すしずめ状態だ。
すると中にいる警官がメガホンで案内をする。
「お客様に申し上げます。場内が大変混みあってまいりました。誠に申し訳ございませんが、龍馬展の観覧は10分間とさせて頂きます」
「って……言われても……。ほとんど誰も出ていっていないみたいね」
園子が呆れた様子で中を見る。
「こんなに人気だっけ……怪盗キッド」
「そりゃそうよ!華麗に宝石を盗んでいく姿を見たら、皆虜になってくんだから!」
「んまぁ、確かにかっこいいけど」
私の怪盗キッドなのになぁ〜なんて思いながら園子に微笑む。
「でもほら、今日は別の泥棒が盗んだものを返しに来るんでしょ?」
蘭が言った瞬間、コナン君が反応する。
「ねぇ、別の泥棒って?」
(あれ?言ってなかったっけ)
コナン君の質問に園子が答える。
「今回返す3点は、20年前の怪盗熟女ファントムレディーが盗んだものなの」
「ファ、ファントムレディーって?」
「昭和の二十面相って言われた大盗賊よ。ホラーチックな手口で、あくどい稼ぎをしている大企業や、大金持ちばかりを狙っていたから、大人気だったらしいよ」
園子が思った以上に詳しくて驚く。
そして園子は指を絡め、目線を上にして続けて話す。
「ま!私のキッド様には負けるけどね!」
私は薄目のまま園子を見る。
「な、なによA」
「べつに〜」
ここで嫉妬してしまうのは少し恥ずかしい。
誤魔化すように展示室をもう一度見回した。
コナン君は続けて質問する。
「でもさ、なんでその女盗賊が盗んだ物をキッドが返しに来るの?」
「知らないわよ。知り合いだったんじゃないの〜?」
園子は腰に手をあてた。
「同じ泥棒だしね」
蘭はコナン君に微笑む。
「あ、僕またトイレ行きたくなっちゃったから、Aお姉ちゃんと一緒に行ってくる!先入ってて!」
「え、私も?」
私はコナン君に引っ張られながらトイレまで小走りで向かった。
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えむあんどえー - ふるちゅさん» 2人の距離感を文で伝えることが出来て嬉しいです!これからも更新頑張ります!コメントありがとうございます! (2020年5月17日 21時) (レス) id: 1b31a8cf99 (このIDを非表示/違反報告)
ふるちゅ(プロフ) - 2人の距離感がとても好きです!毎回更新楽しみにしてます!!頑張ってください!! (2020年5月17日 21時) (レス) id: f30cf28b9e (このIDを非表示/違反報告)
えむあんどえー - 華さん» 2人のラブラブをお届けできて良かったです!ありがとうございます!更新頑張ります! (2020年5月17日 13時) (レス) id: 1b31a8cf99 (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - 快斗くんと夢主ちゃんラブラブすぎて可愛いです。更新頑張ってください! (2020年5月17日 10時) (レス) id: 12db53baf5 (このIDを非表示/違反報告)
えむあんどえー - ゆうみんさん» 幼なじみとして結構過保護な感じです。嬉しいコメントありがとうございます!!頑張って更新していきます! (2020年5月16日 16時) (レス) id: 1b31a8cf99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:えむあんどえー | 作成日時:2020年5月14日 22時