悪魔召喚 ページ5
「……」
本を読み漁り、現在深夜２時。
眠るに眠れず、時間つぶしのために、ただ面白半分で本に書かれている通りにチョークで床に魔法陣らしきものを描き、蝋燭を机から取り出して燭台に置いて火をつけた。
なぜこんなものがあるのかと言われたらまあ、そういうのが趣味でアロマの代わりに火をつけたりしているため、としか言えない。
「それで……と、次は……」
本の隙間に入っていた羊皮紙を取り出して回して見てみる。
悪魔の様な羽がついている黒丸の中に星が描かれている、その印は先ほど床に描いた模様とうり二つだった。
なかなかに本格的だなとぞくりと体が無意識のうちに震え、乾いた唇を舐める。
こんなことやったって、危ないだけだし時間の無駄だという事は分かっているのに面白くてやめられない。
親指の腹の皮を噛み指を引っ張る。
少しの痛みの後、赤色の液体がプクリと浮かび膨れ上がった。
すかさず、その羊皮紙に 丸を描き日の中にくべた。
羊皮紙はあっという間に燃え、辺りに煙が充満し本の匂いがしてきた。
そこで気づく。ああ、私窓を開けるのを忘れていたな。と。
一酸化炭素中毒になってしなないことを願おう。
辺りが眩しく光り視界が完全に真っ白になる。
これは、ほんとうにちょっとやばいかもしれない。そう思ったがもう時すでに遅しというやつだろうか、
煙と蝋燭の炎ががどこかへと消えて、本の匂いが強くなり、光が引いていく。
やっとの事目が慣れたその時、視界に飛び込んできたのはミルクティー色とでも言おうか、薄茶色というべきかそのような色の髪色をして、白っぽい角が生えた、白眼の人……が光る魔法陣の上に座り込み、何が起きたのか分からないといった顔で呆然と立ち尽くしていた。
「…………」
「…………」
私も何が起きたのか状況の理解は出来ても、頭が理解できない。
もしかしたら、この本は本物だったのかもしれない。と、あちこちに飛び交う思考の一つをつかみ取りやっとそう理解した。
そうして、見つめる、時間が、どれくらいだっただろう。
互いに緊張が解けたかのように息を吸い込み、出来る限りの大声で叫んだ。
「誰っ！！！！！！！！！」
「
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みそしる - 設定が天才！めっちゃ楽しみにしてます！ (10月9日 9時) (
レス) id: b003276cbd (このIDを非表示/違反報告)
ユア - 管理人さんがトントンか…会いたい！自分のペースで頑張って！ (9月13日 22時) (レス) @page12 id: ae68d762ff (このIDを非表示/違反報告)
もち明太子チーズ - この作品すごい好きです!!毎日更新を楽しみにしてます!!応援しています!! (2023年1月30日 14時) (レス) @page11 id: 5a52c0f3ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：守護神派生 | 作成日時：2022年11月2日 11時
