第3話 ページ3
「現世の鬼を減らすことで鬼による犠牲者の数も抑えられますし、私達の仕事も減ります。上手くいけば現世も地獄も得をする。という訳なのでよろしくお願いします、Aさん」
「はいはい」
*
鬼舞辻無惨の血が流れている鬼達は、日輪刀という特別な刀で頸を斬るか、日光に当てないと死なないという。
えぇ……何それ……強すぎ。
「残念ながら地獄では日輪刀を作れませんので、短刀ぐらいはこちらで用意します。まァ貴女なら素手でなんとかなるでしょう」
淡々と告げる鬼灯。
素手って……。相手は人喰い鬼なんだよね。体が再生するんだよね。
うわ……きついな。短刀を使うとしてもかなりの接近戦になる。
「それと、必要以上に現世の人間と関わらないようにしてください。鬼殺隊の方ともです。気づかれないよう行動するように。私達も鬼ですから彼らに会ったら話がややこしくなると思います」
「はーい」
「定期的に報告に帰ってきてください」
「はーい」
「では早速明日から」
「はー……えっ!?」
「冗談です」
真顔で冗談言うなよ。
本当は来週から出張だそうだ。荷物とか準備しなきゃ。
鬼灯も、来週までに現世の鬼や鬼殺隊についてまとめた書類を渡すと言ってくれた。今あの世にいる鬼殺隊の人や、無惨に鬼にされた亡者に話を聞いてまとめるんだと。
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長篠(プロフ) - りんりんさん» 鬼灯の冷徹も鬼滅の刃も面白いですよね!更新頑張ります! (2020年3月8日 20時) (レス) id: dff0e36449 (このIDを非表示/違反報告)
りんりん - 鬼灯の冷徹も大好きだし鬼滅の刃も好きだからとてもありがたい(゚∀゚≡゚∀゚)更新頑張ってください♪ (2020年3月8日 20時) (レス) id: b6aa212c61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:長篠 | 作成日時:2020年3月7日 21時