短編 みゅさんが風邪を引いた! ▼ ページ28
「げほぅっ、げはっ、うぇおっ…」
白く霞んでいく視界、とにかく苦しい、と異常を知らせる脳。曇った世界で君は何かを手に持ちこう呟いた。
「うわぉ、38,3……風邪だね!」
体温計か…?ピピッという音がさっき鳴ってたような鳴ってないような。なんか、ぼんやりした記憶の中で君がうあっ!?え、ちょ、みゅさん大丈夫!?え、えぇええ!?と叫んでいる。
……そうだ、倒れたんだ。仕事から帰ってきて。
窓の外は明るい…あれ、朝?仕事は休んだのかな。そうだったらマズい。今日は大事な打ち合わせがあるんだ。僕が行かないと…
「ちょ、起き上がっちゃ駄目だよ!あー…もう!なんでショタコン変態なくせに仕事熱心なんだよ!キャラは一点に絞れ!」
なんか怒られた…。でも、僕が行かないと、行かないと。
「Aちゃん、僕大丈夫だから…治ったから仕事に」
「行かせない。今日は休みなさい。どうしても行くなら私を倒してから行けェエエ」
「……そりゃ無理だ…ゴホッ」
Aちゃんに勝てる訳無いな(確信)
Aちゃんは何故かつけている赤いふちの眼鏡をつけ直して僕に冷えピタつけさせた。
冷たい、びっくりする程冷たい。やたら冷たい。
「んー…よし!寝ろ!」
これから何してくれるのかな、と思ってたらコレだよ。お粥とかさ、他にも色々あるよね?…まぁ食べる気力なんて無いんだけど…。
……寝るのが一番いいのかもしれないな…早く寝て明日はちゃんと仕事行こう……。
ぐぅ。
***
「起きろ起きろ起きろ起きろ起きろ起きろぉおおおおお朝だ!熱を測れスネーク!」
風邪なのに容赦無い起こし方。というか今の状況を冷静になって考えたら…、だってさ、ベットで上半身だけ起きる僕と足に跨がるAちゃん。
どうみても【自主規制】ごめん、熱でおかしくなったみたいだ。
「……36,9か。まぁ下がったし大丈夫だろ!よかったよかった!」
僕は、男の子にしか興味無いって。無いんだってば。
……だから!
なんでド○○キしてんの僕はー…!
***
みゅさんフラグがたったよやったねお前ら
107人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
滝原つな(プロフ) - 喘ぎながらはしる…ふにさんらしい(適当) (2016年8月16日 14時) (レス) id: 3f531b701b (このIDを非表示/違反報告)
たけのこご飯(プロフ) - 21ライアザさん» ありがとうございます! (2015年12月14日 20時) (レス) id: e46a6089ba (このIDを非表示/違反報告)
21ライアザ - 凄い面白いですね!!更新楽しみにしてます!! 頑張ってください!! (2015年8月22日 0時) (レス) id: 9a98cb2315 (このIDを非表示/違反報告)
せつな。(プロフ) - はらみさん» きずかなくてごめんなさい!頑張りまする!無視とかしてませんからね!! (2015年7月14日 20時) (レス) id: 82b93304b0 (このIDを非表示/違反報告)
チョコ猫。 - …プッ (2015年7月12日 17時) (レス) id: beb6e56270 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:たけのこご飯 | 作成日時:2015年5月14日 19時