さいきょーふたりがぷろでゅーす!! (ページ15)

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佐久間side

佐『いや〜!!今日めちゃめちゃ楽しかったね!!』

如「うん..!!あ、お風呂入れてくるね」

佐『ありがと〜う!!それにしてもやっぱお家すごいね!!俺初めてこんなお家入ったもん!!』

阿「実は俺も笑」

佐『というか、お母さんは出張でしょ？お父さんは？』

如「....実はね、お父さんいないんだ。」

あぁ、佐久間さんやっちゃったかも....

阿部ちゃんからの視線は...来てないけど何か感じますっっっ!!

佐『ご、ごめん!!変なこと聞いちゃって』

如「ううん。この際だから全部話しちゃっても大丈夫....かな？そうすればこの後も楽かもしれないから ...」

阿「分かった。いいよ?」

如「実は小学2年生の時、お父さん別の家庭作っててお母さんと一緒に逃げて。

私すっごくお父さんと仲良くて休みの日はほぼ毎日一緒に遊んでくれてたから信じられなくって。

でも事実だから仕方なくって。

そっからお母さんは私がそんな苦しみにもう二度と出会わないようにって、もっともっと幸せに過ごせるようにってたくさんの贅沢をさせてもらってる。このタワマンだってそうなの。元々こんなお金持ちじゃないから...」

阿「あ、だからよく希良ちゃんのお母さんが....」

如「そう、よく一緒にいてあげてねって言うのもそうなの。今まで全然友達が出来なかったからって言うのもあるかもだけど...

お父さん居ないって.....こんな友達嫌だったらいつでも別れt」

佐『何言ってるの?!こんなに素敵な友達、優しくて、どんな苦しみにも耐えた強さがあって、思いやりのある友達と別れる訳ないよ!!俺らはずっと一緒にいる、大人になってもおじいちゃん、おばあちゃんになっても!!』

阿「ぅっ.. ごめっ...なんだか話聞いてたら涙出てきちゃって....

絶対、絶対希良ちゃんの事、俺ら2人で守るからね!!」

気がついたら阿部ちゃんと俺は希良ちゃんに抱きついてて、

1番驚いてたのは希良ちゃんだったけど、1番笑顔なのも希良ちゃんだったな...